市販のお刺身はとっても美味しいですが、実はほんのちょっとのひと手間でもっと美味しく食べることが出来るのをご存じですか?今回はそんな裏技『塩水処理』をご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)
塩水処理の材料
この塩水処理に必要なものは非常に簡単です。
1.水
2.食塩(水970mlに対して食塩を30gを入れると3%になります)
3.氷
たったのこれだけです。
塩水処理の手順
まず、ボウルなどの容器に水を入れ、水を張ります。
その水が3%の食塩水になるように食塩を投入して、良く溶かし、氷を入れたらもう準備は完了です。たったこれだけで魔法の水は完成。
後は、刺し身をボウルの中に投入し、優しくぐるぐるとかき混ぜるだけでOKです。この時、色の悪い部分などはこするように洗ってあげると、より効果を得られるでしょう。氷を入れることで身もキュッと引き締まりますので、歯ごたえも復活します。
水から出した身をキッチンペーパーでよく拭き取れば作業は終了です。これにより、まさに切りたてのような状態に戻すことが出来ます。
市販のお刺身を美味しく食べる
せっかく夜のタイムセールなどで刺し身が安くなっていたとしても、生臭かった経験がある人はあまり手が伸びないと思います。「安くなっていたから生くささはしょうがない・・・」と諦めている人もいたでしょう。
しかし、この塩水処理さえ覚えれば、今後は匂いを気にすることなく、お刺身をお得に購入できる機会が増えるかもしれません。
また、この方法は余分な脂を洗い流す効果も期待できるので、鮮度の悪くない身でもまた違った効果が期待できます。
ワンランクアップしたお刺身をぜひご堪能下さい。
<近藤 俊/サカナ研究所>