南房の防波堤でウツボ釣りをやってみたものの、残念ながら本命は不発。しかし、本命以上?に価値あるコブダイを確保。後半の山菜採りとあわせてレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
第二ラウンドは山菜採り
コブダイを確保したことで、第一ラウンドの釣りはほぼ満足。欲を言えば本命も確保したかったのですが、予定時間も押していたことから道具をかたづけ、第二ラウンドの山菜採りに移行することに。狙いはハマダイコンとアシタバの新芽、裏本命でフキノトウ。
ハマダイコンは釣り場のすぐ近くにもたくさん自生しており、既に紫色のかわいい花を咲かせていたので「ちょっと時期が遅かったかな」って思ったりもしたのですが、やや陽当たりが悪いところでは花はまだ咲いておらず、美味しそうな新芽をつけていてホッと一息。
ササっと30分もかからずにコンビニ袋満タン!
因みにハマダイコンは、ダイコンと同じく根の白い部分も食べられるのですが、とても硬く、苦労して大根おろしにしても涙が止まらないくらい辛いので私はパス。
アシタバにフキノトウも
ハマダイコンの新芽を確保した後、南房総市の冨浦地区に移動。この辺りにはアシタバが多く自生しているので「今年もしっかり成長しているかな」と思い来てみたところ、予想通りポイントは新芽をつけたアシタバだらけでした。
あっという間にコンビニ袋満タン!
最後は高速道路入り口に向かう途中の、やや内陸に入った田舎道沿いにてフキノトウを発見。
30分かけてコンビニ袋半分くらい採ることができました。
コブダイと山菜で一杯
帰宅後、コブダイはお刺身、山菜は王道の天ぷらに。そして余った山菜はお浸しや炒め物、フキ味噌等にしてゆっくり楽しもうと思います。
コブダイは私自身初めて食してみたのですが、ややもっちりしていて旨味もあり、とても美味しい魚であることがわかりました。
また、山菜と一緒に少し天ぷらにもしてみたのですが、身はふわふわでこちらも美味しい一品。コブダイはどう料理してもイケそうですね。
関東地方では専門で狙うのはとても難しい魚ですが、またいつか出逢えることを夢見て竿を出したいと思います。
コブダイの「コブ」の正体
捌いている最中、どうしても気になって仕方がなくなったコブダイの「コブ」。どうやって食べてみようか迷った挙句、カブトを丸ごと煮付けてみることに。今のご時世、ネットで調べればすぐにわかってしまいますが……それでは面白くないと思い、ここはノーヒントで料理&試食です。
小さめの「コブ」を豪快にかぶりついて食してみた所、正体はプルンプルンの「脂肪の塊」。やや硬い(軟骨)か柔らかい(脂肪)かのどちらかと思っていたのですが、正解は後者でした。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
野島西港