1月23日(日)、南房小湊の大栄丸から、この時期脂の乗った寒サバ狙いからのヤリイカ釣りというリレー釣りで出船。よく肥えた寒サバがクーラー満タンとなった釣行をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大村隆)
寒サバ釣りから開始
前日に予約した釣り人のキャンセルがあり石川さん(千葉市)と私の2人で出船。左舷に石川さん、右舷に私が入り、まずはサバ狙いのフラッシャーサビキ仕掛けを準備。5時半、大和田彰船長の舵取りで出港。船は東へと進む。
天候は晴れ、北西風で風裏になるため海は穏やか。海岸沿いの街灯を眺めながら約40分で釣り場に到着。船は群れを探って潮回りし「はい、どうぞ。水深185m。反応は底なので下まで落としてください」と合図が合って釣り開始。
連発でクーラー満タン
オモリから順に仕掛けを投入し、オモリ着底。イトフケを取ると同時にブルンと穂先が震えたので即巻き上げ開始。ドラグを閉めて高速で上げる。
巻き上げ中も振動は止まることなく続き、竿を立てて仕掛けを引き寄せると輝く魚体が連なっていて、上バリから順に魚に掛かったハリを外し取り込む。再投入すると同様にアタッて連釣。
群れが抜けるとすぐに船は小移動し再開し石川さんも順調に釣り上げ、8時半には2人のクーラーはほぼ満タンになり、次の釣りへとリレー。
ヤリイカ&オニカサゴ釣り
石川さんはヤリイカ、私はオニカサゴ狙い。5、6分移動して第2ステージの幕開け。
私は釣ったサバをまな板の上でさばいて短冊を作ってエサにしている間に、直結仕掛けを駆使する石川さんの竿が曲がる。やがて仕掛けをつかむと鮮やかなツノさばきでヤリイカをダブルで取り込む。
「潮が速いのでオモリ200号にしてメリハリをつけてシャクりました。すこし重労働ですがイカはいるのでやり甲斐があるよ」とのこと。
サメ連発に苦しむ
私は持参したサケのハラスとサバの抱き合わせでエサ付け。しかし、潮が速いのでオモリ200号に交換し再投入。1m底を切って誘うと鈍重な引き。「もしや」と思い巻き上げると1m超えのサメ。エサを変えて再投入したが同魚が連発。ていねいにハリを外してリリースした。
石川さんはその後もヤリイカを取り込み快調。私は本命には出会えず3尾目のサメが掛かったとことで11時に沖上がり。
釣果は30~45cmサバ33尾に48尾。石川さんは22~40cmヤリイカ17尾だった。
同船では、季節に合わせたさまざまなリレー釣りが楽しめる。船長に釣況を聞いて最適なリレーで楽しんでみてはどうだろうか?
<週刊つりニュース中部版APC・大村隆/TSURINEWS編>