災害が出るほどの大雨だったにもかかわらず、奈良・天の川は2日後ぐらいにはサオが出せ、アユが釣れていたとのこと。だが、にわかには信じがたい情報だったので、7月10日、小川オトリ店へ車を走らせた。
当日の状況
「今シーズン最高の水ちゃいますか!」とは小川組合長。「慣れた人なら40、50匹は釣ってくるやろう」という。「まだ慣れていないので、20、30にしといてもらえますか」と私。
九尾ダムから下も水位は高め。それまで、水がなかったことを思えば高水の好条件。組合長の言う40、50匹は…になるのだろうけど、水質を考えるとどうしてもダム上に行ってしまいたくなる。
なので、行き先を「よってって」裏に決めた。道路からのぞくと誰もいない。川まで下りると左岸に1人、しかも根掛かり中。ということで、瀬の中央部分へ入ることにした。
すると、その対岸にいた人が根掛かりを切るや否や、こちら側へ移動してきた。
「あらっ、釣る場所が狭くなっちゃったよ。後から、ちろりん会の瀧澤さんもくるというのに」仕方なく本流の右岸側のヨレからオトリを入れる。