活性が下がる冬のヘラブナ釣りは、魚が放流されて魚影の濃い管理池であっても難しい。そこで今回は、難しい真冬のヘラブナを攻略するためのポイントを、日並みやポイントといった条件とエサ使いから紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森宮清釣)
真冬にヘラブナを釣る条件
極寒の釣りは厳しい。頭では釣行したいと思っても、身体が嫌がって外に出ようとしない。暖かい日を選んで釣りに行こうとしても、着膨れが嫌で二の足を踏むのだ。なぜだろうか?私の場合、寒ベラは釣り難いと知っているからで、寒さに震えながら遠いアタリを待つのが苦痛なのだ。
新年早々「釣れなかった」と嘆く人も多く、知り合いのベテランでさえ、新春早々連日チャレンジしているが、四日間連続で釣果がないと嘆いていた。とはいえ、以下の条件をクリアすれば、数は少なくともヘラブナの顔を見ることが可能である。
1、同じ気温が三日以上続いた時
2、釣り場が氷で30%以上覆われている日や非凍結で水温がやや高いと感じた日
3、風弱く水深のある場所で底に岩石、オダのあるポイント
4、暖かい水の流れ込む釣り場や湧水のある釣り場・場所など
この条件を一つでもクリアできれば釣れると思っていいだろう。
真冬のヘラに効果的なエサ
ここから先は釣りエサである。管理釣り場では底釣り専用の釣り場もあるが、野池や釣り方条件の少ない釣り場もある。
底釣り専用池ではバラケを使用する時、底でバラけるように調節が必要で、これを楽にクリアできるのがグルバラとバラケマッハの組み合わせ。タナまで持たない場合、グルテンを少量加えることで調節可能だ。他ではバラケと表記してあるエサと天々などを少量交ぜて練り込んでタナまで届ける方法もある。
ダム湖や宙釣りなどもできる釣り場では、段底から宙釣りまで見合ったバラケを選ぶ。宙釣りではバラケマッハやセット釣り専用バラケ、段底専用バラケなどがある。これも狙うタナまで届くかを見極めることが大事、こちらも麩エサやグルテンなどを少量足して調整すればいい。
食わせエサ
食わせエサだが、底釣り専用や底釣りで効果を発揮するのが、バラケマッハ+グルバラ+グルテンだろう。同じ場所(50cmくらいの範囲内)に何度も打ち込めば1~3時間で効果が現れてくるし、グリーン系統の重いエサ、団子の底釣り冬や一景のクロレラなどがいい。勿論バラケを併用してもいい。
宙釣りなどではグルテン4にバラケマッハや一景の荒麩バラケ等を1加えた物や、上で紹介した底釣り用のエサを利用するのもいい結果が出る。
7日はFC竹の内で6匹
添付した写真は7日に大阪太子町のフィッシングセンター竹の内での一幕だが、ここは底釣り専用池なので、午後から底釣り用のエサを使っての釣果。寒い日が続いた後の寒い日だったが、うどんを利用して釣っていた人も含めて無釣果が圧倒的の多かったのだが、釣友が1匹筆者6匹の釣果。
エサを同じ場所に打ち込み続けたのが功を奏したようで、釣友も同じ場所に打ち込んだのはよかったのだが、途中数回エサを変更したのが災いしたようだ。
<森宮清釣/TSURINEWSライター>