堤防アジングで27cm良型アジ手中 ボトムのダートアクションにヒット

堤防アジングで27cm良型アジ手中 ボトムのダートアクションにヒット

アジの適水温は14℃~23℃前後といわれる。これからは厳冬期で、水温は大阪湾奥だと10℃くらいまで下がる。適水温を下回っても釣れることもあるが、厳しい。水温12℃という、微妙なラインの、最近の大阪湾奥のアジングの釣行をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

水温安定の日を選んで

釣行は1月8日の大阪南港。この日は潮回り的にはまったくよくないのだが、気温が暖かかった。水温は12℃を少し下回るくらいと平年より少し冷たいくらい。しかし私自身正月休みの気分で釣ることができる最後のチャンスでもあったので、夕方から狙った。

条件として、水温12℃で数日安定していることを事前に確認した。群れは抜けているものと考えられるが、居着きのアジはそんなに遠くにいかない。低水温でも、水温が安定している潮回りではたまーに食ってくる。25cmアップの良型なので警戒心も高く、また今年はサバだらけなのだが、なんとなく釣れる気がしてスタートした。

サバに難儀

時合いに音沙汰なし。当たり前のように日が暮れていって寒くなる。しかしあたりがすっかり暗くなると、サバがちょこちょこアタるようになってきた。以前までのような猛攻ではないが、乗らないアタリでもないのでまだやりやすい。

堤防アジングで27cm良型アジ手中 ボトムのダートアクションにヒットサバでスタート(提供:TSURINEWSライター井上海生)

昨年から本当によくサバを釣っている。まだメタルジグでも狙えたりするのだろうか?今度ちょっと試してみようかな。

ジグ単は0.4~3gまで使って、あらゆるレンジとコースと誘いを試してみる。チャートカラーや点発光ワームで目立たせるとサバがじゃれついてくるのだが、小ざかしいことにスレてしまう。そこで、もはやサバはいらないと決め、居着きのアジに集中した。

アジのヒットはボトムダート

この冬の大阪湾のショアのアジは、レンジがほとんど底ベタだ。こんなに底ベタ珍しいような気がするのだが、ボトム周りの方が少しでも適水温に近いのだろうか?低水温で活性が下がるというのは、まあ、具体的にイメージできる。居着きのアジは、きっと寒くて身体が縮こまるような思いで海底に身を潜め、たまたま自分の鼻先にきたベイトを食べるのだ。

ということで、ボトムを重点的にしねしねと打っていく。ふわ釣り、ダメ。巻き、微反応したがおそらくサバ。中層から一気にストンと落とすようなフォールをやっていると、シーバスが後ろについてきた。

そんなアレコレを試していて、もうこれしかないという釣り方を持ってきた。それがボトムのダート。チャート系のワームで2gのヘッドを海底でぴょんぴょん飛び跳ねさせる。こいつを押さえ込むようにバイトしてくるパターンが、この冬は顕著なのだ。

27cm良型アジゲット

しかしそれも一通りのコースで見せきったかなというところで、良型がきた。最初は曖昧なバイトだったので「ん?」と思いながらアワセると、やった、乗ってる!しかも猛烈な引き込みと走り。手前までなんとか寄せて水面を見ると、ちょっと怖いくらいデカい。

5mの足場から一気に抜き上げた。よし、釣り切った。すばらしい。水温12℃、ハイプレッシャーで密度も薄い居着きを執念でしとめた。

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