寒波到来、冷え込みがきつくなり、本格的にシーズンインしたカサゴ釣りに愛知県・南知多町師崎出船のまとばやへ行ってきた。指先の感覚がなくなるくらいの状況の中、釣果は本命カサゴ16~26cmが45匹と大漁となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)
まとばやでカサゴ釣り
昨年12月下旬の寒波到来で冷え込みがきつくなり、本格的にシーズンインしたカサゴ釣り。12月29日に愛知県・南知多町師崎出船のまとばやで釣行してきた。
カサゴ釣りの鉄板条件はナギと緩い潮回りだ。基本週末アングラーの私は、ナギであれば上出来だと判断して釣行している。私は右舷のミヨシ2番目に釣り座を構えた。
タックルと仕掛け
タックルは、サオがAブリッツネライMH240、リールはフォースマスター600、PEライン2号。
仕掛けはミキイト4号、ハリス2号30cm、金袖9号3本バリの胴つき仕掛けが配付された。この支給品はよくできているが、枝のビーズの穴が小さいためハリス交換が難しい。冬の海での細かい作業は困難が伴う。そのため支給品と近しいものでミキイトを5号にし、さらに穴が広い快適DビーズマーキングLに替えた。
この幹と枝のアンバランスと細軸の袖バリによって、根掛かり時に枝だけ切れて仕掛け全体を回収できるのだ。
オモリは60号。付けエサはサンマの切り身が支給された。切り身は端にハリを掛けて、海中で回転することを防ぐ。また、皮側から刺さないとエサ持ちが悪くなることも覚えよう。
1投目から23cm良型カサゴ
大ベテラン山下晶安さん操船の第八まとばや丸は、定刻の午前7時に出港。航程約45分で伊良湖沖の朝日礁へ到着。ここは伊良湖沖でも良型のカサゴがよく釣れる1級ポイントだ。
「潮の流れに合わせて様子を見ながら釣っていきます。私の合図に合わせて巻き上げをお願いします。水深60m前後です。どうぞ」と説明および開始の合図。
隣とオマツリしないように注意しながら、オモリ着底と同時に仕掛けをたるませてハワせた。グングンと明確なアタリ。23cmの良型カサゴだ。
幸先良いが、「今、仕掛けが上がっている方は待っとってください。ポイントが狭いので船を入れ直します」とのアナウンス。チラリと船内を見ると、結構初投からカサゴを上げている。魚影は濃そうだ。
入れ食いのダブル連発
次投も23cm前後のダブル。ここでまた投入待機の船頭指示。このような狭いポイントでは投入の合図を逃さずに入れることが重要だ。
次の「始めてください」との放送に遅れず投入。ふわっとハワせて5秒待ち、ゆっくりゆっくりと仕掛けを巻き上げていく。これが良い誘いとなる。ゴンゴンとアタリ。アワせずハリに乗るまで待つ。これが自然と追い食いにもつながる。強烈にハリ掛かりした。先ほどのダブルよりも重い。上がったのは26cmの大物と23cm前後の良型カサゴだ。
30cmの大メバルも浮上
入れ食い状態のなか、午前8時30分ごろ大きなアタリがあり、中乗りさんにタモの用意をお願いした。ネットインしたのは、半端なく幅が広い30cmの大メバル。周囲に歓声が上がった。
「右の前の方、大きなメバルを釣りました」のアナウンスが心地いい。その後は25~26cmの特大サイズが交じりながら23cm前後の良型を中心に釣れ続いた。
3連もあり大爆釣
午前10時ごろ、活性は高いものの複数人が絡むオマツリの頻発や船底で左右舷のオマツリも多発するなど段々と釣りづらくなってきて、船頭から移動しますと説明があった。
この時点で私は26匹とすでにダブルツ抜け(20匹)を達成していた。一荷(ダブル)が5回あったのが得点源だった。
正午ごろ、ひったくるような引き込みに一呼吸おいてフッキングさせる。結構な重量感だ。当日初めての3重連!これでキリ良く40匹となった。
その後もスコアを重ねていき、午後12時45分ごろ、「この1流しで最後になります」とアナウンスがあった。直後にゴゴーンと気持ち良いアタリで、25cmの特大サイズを収めて有終の美となった。大爆釣で満足のいく釣行だ。