ハモから認知症予防に効果的な成分が発見 獲れる場所により含有量に差

ハモから認知症予防に効果的な成分が発見 獲れる場所により含有量に差

小骨が多いにもかかわらず、その身の美味しさから愛される高級魚介・ハモ。ただ美味なだけではなく、認知症予防に効果がある成分を含む個体群があることがわかったそうです。

(アイキャッチ画像提供:PhotoAC)

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その他 サカナ研究所

クジラの肉にも「バレニン」

そんな宮崎のハモが大量に含有しているバレニン。そもそも海産物に多く含まれていると言われる栄養素ですが、しかし一般的な魚類ではウナギ100gあたりに4mg含まれている程度で、あまり多くはありません。

そかし、そんな魚類や、さらにはハモをも遥かに凌駕する量のバレニンを含んでいる海産物があります。それは「クジラ」。

ハモから認知症予防に効果的な成分が発見 獲れる場所により含有量に差鯨肉(提供:PhotoAC)

そもそもバレニンは、ヒゲクジラ類の筋肉から初めて発見された栄養素です。ミンククジラやイワシクジラなどのヒゲクジラ類の筋肉中には、100gあたりなんと1000mg以上のバレニンが含まれているといいます。

我が国では先日商業捕鯨が再解禁され、以前よりも新鮮な鯨肉が手に入りやすくなっています。高齢社会を控え、クジラ肉は今こそ日本人が食べるべき食材と言えるかもしれません。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>