急に冬型の天気予報になった。こうなると寒グレが釣りたくなる。カレンダー的には秋の最終の土曜日11月27日に古和浦を訪れた。エサ取りに苦戦する場面もあったが、33cm口太を頭に5匹とアイゴやシマアジをキャッチした釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中耕二)
古和浦でフカセ釣り
釣友のSさんの運転で港に着いたのは、午前5時過ぎ。既に用意を始めている釣り人も何人かいるようだ。午前中は晴れ予報なので、釣りを楽しむアングラーも多いのだろう。我々も準備をして船着場に向かった。
当日は、国丸渡船さんにお世話になった。筏釣りのお客さんは既に出船しており、2番船を待つお客さんもおられる。磯釣りの釣り人16人を乗せて河岸払い。当番磯の西へ向かう。
ネトに渡礁
角石にルアーマン4人を乗せて、順番に磯に付けて行き、我々はネトに渡礁。私は初めての磯だ。Sさんから簡単に説明を受け、先端にSさん、東向きに私が釣り座を取った。
生の沖アミに集魚材を加えてまきエサを準備し、タックルを組む。ミチイト2号にハリス1.7号を直結し、グレバリ5号を結ぶ。ウキ下3ヒロとなるようにG3のウキをセットした。
同行者に27cmコナガ
足元にマキエを打つが、エサ取りは出てこない。まだ水温が高いはずなのに魚の活性が感じられない。サオ1本沖に仕掛けを投入し、まきエサを被せる。西風により海面が滑るので、ミチイトが流され上手く仕掛けが馴染まない。これではグレは期待できないと思って回収するとさしエサが残っていた。
さて、どうする?考えているとSさんがサオを曲げる。見ていると27cmのコナガ(小型の尾長)を抜き上げた。聞くと沖に打った仕掛けが馴染んだ瞬間にラインが走ったとのこと。真似てみる。
小型の尾長グレが連発
沖に打った仕掛けにまきエサを被せて仕掛けを送り込む。そのままにしていると海面の流れにミチイトが取られるので、穂先を海中に突っ込み穂先からウキまでのミチイトをサスペンドさせるようにした。
朝日で見にくいウキを見つめているとスルっと海中へ入りラインが走る。軽く手首を返すとグンっと重みが乗り、足元に締め込んでくる。久し振りのグレの引きを楽しみ抜き上げたのは、27cmのコナガ。足元にエサ取りは見えないが、沖にはこのサイズが群れているのだろう。
この後もまきエサとさしエサを合わせてやると同サイズのコナガが続いた。