部屋を整理したらバルサの端材が出てきたので、久しぶりにウキを作りました。今回はウキ作りの工程をリポートしますので、ぜひ参考にチャレンジしてみてください。上手に仕上がればお気に入りの一本となるでしょうし、不細工なウキが水面に浮いている光景は微笑ましいですよ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター青沼伸晃)
塗装
木の表面を濡らして出来る毛羽を240番の紙やすりで落し、シーラーを塗りました。乾いてから紙やすりの240番で撫でて2度塗りしました。
シーラーが乾いたら再度240番の紙やすりで表面を撫でて、発色を良くする為の白を塗ります。塗料によっては色を重ねる毎に乾燥とやすりがけを繰り返しますが、今回はアクリルガッシュを使ったので、触っても手に着かない程度に乾いたら次の色を塗っていきました。
薬指と手の平でトップと脚をはさみ、右手は動かさずに左手でウキを回しながら塗ります。
筆ペンでは上手く黒帯が描けましたが、ニスで溶けました。メーカーのホームページ等で、塗料の相性を調べましたが、結局は「目立たない所で試してみてください」だそうです。
粘度の高い絵具で細い線を引くのが難しかったので、故障していたウキの塗装をはがし、ミリペンで黒帯を引いてみました。
テスト
実際に浮かべてみたところ、新たなウキは中通しの0.2号まで背負えました。故障を修理したものはガン玉のBで釣り合いました。結構手こずりました。
釣りに関わる時間が楽しい
職人と違い締め切りが無く沢山は作らないので、テレビを観ながらぼーっとしている間に出来上がるつもりでいましたが、塗装に手こずりました。環境が許すのであれば、釣具屋さんで売っている塗料や模型用のエナメル塗料等を同じシリーズの物で揃えた方が楽だと思います。
上手に仕上がればお気に入りの一本となるでしょうし、不細工なウキが水面に浮いている光景は微笑ましいです。
我らがウキウキ倶楽部に、会員証はありません。釣りに係る何事かをして面白がる心こそが、仲間の証なのです。鼻息フーン。
<青沼伸晃/TSURINEWSライター>