7月12日、フィッシングエイトの藤本氏と、今期2回目の小アユ釣りに滋賀県・知内川へ出かけた。浜松式のサビキ釣りで数釣りを楽しんだ。
返し早い浜松式で数釣り
ウエーダーを履き、ビクとピトンとサオとまきエサを持って下りると、川に入らずに釣りができる場所があった。藤本氏はすでに1投目で小アユを掛けていて、10cmほどのアベレージサイズだった。その後、2投目には一回り大きいのを釣っていた。
この釣りは浜松式と呼ばれ、少しかわった道具立てでサオは短く3.3mのウキ釣りだが、ハリは2本か3本の短いサビキ仕掛け。下にラセンオモリを付けて、水深や流れの強さによってオモリの号数をかえる。
面白いのは自分より上流での数釣り。ラセンをエサ箱に軽く押し付けてまきエサを付けて振り込むだけなので手返しが早く数釣りに向いている。
ウキは遊動仕掛けで、ウキ下を水深より少し深く取り上流に振り込む。すると、オモリが着底しウキが余分に流れ、オモリが底で跳ねハリが躍る。
小アユが多い時にはまきエサをするのは時々でも十分釣れるが、まきエサをするとアユがわく。わいていればウキも見ずにキラッでアワせても掛かる。
今年はサイズもよく、15cmから18cmまでのアユが掛かり、引きも強く結構走り回るので面白い。
なんと二人で800尾!
午前8時ごろになると、水の色が少しきれいになり、小アユも瀬に移動したようだった。藤本氏が立ち込み、瀬で釣ると15cm以上のアユが入れ食いで、小さいのはリリースしたが、11時までに2人で800尾程度釣れたので終了した。
娘が京都市北山にいるので帰りに少しお裾分けしたら、天ぷら、甘露煮、塩焼きにして孫が喜んでくれた。ただ河川に上がると砂をはむので手間だが内臓は出してほしい。
知内川は無料だが下流にヤナがあり、その上下は禁漁。
だが、8月中旬にはヤナは取り払われる。なお、8月いっぱいで小アユ釣りは禁漁となる。川沿いに駐車できるが、車や農作業車が通れるスペースは開けてほしい。
<週刊つりニュース関西版 APC・弓削和夫/TSURINEWS編>
知内川