今さら聞けない堤防サビキ釣りのキホン 時合いの短い冬に数を釣る方法

今さら聞けない堤防サビキ釣りのキホン 時合いの短い冬に数を釣る方法

ファミリーフィッシングで定番のアジ。堤防からサビキ仕掛けを垂らすだけで、簡単に掛かる。ただ、寒くなるとあまり釣れないうえ、時合いが短い。そこで今回は、冬の釣り方と効率よく数を稼ぐ方法などを紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)

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松田正記

TSURINEWSの〝レシピ〟が好きすぎて「藤まる食堂」をオープン。いろいろな釣りを紹介する地元(熊本)の釣りガイド。最新の釣果情報と魚料理のリアル二刀流です。

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海釣り 堤防釣り

効率よく数釣る方法

次に、効率よく数釣る方法を3つ紹介する。

夜釣りに臨む

ここまでは日中釣りの要領で、これで釣れない時は夜釣りに臨む。夜は外灯がある堤防を選び、日中と同じように満潮前後を狙う。夜釣りの場合は魚が浮いていることもあるので、1~2投目は中層から探ってみよう。

ハリ外しに工夫

次は効率よく数を稼ぐ方法を紹介する。サビキ釣りで最も面倒なのがハリ外し。一般的には魚をタオルや魚バサミでつかんでハリを外すが、これだと効率が落ちるだけでなく、手が「ベタベタ」になる。そこで重宝するのが、どこの家庭にもある針金製のハンガー。これがハリ外しになる。

作り方は至って簡単。フックの部分をペンチで切り、コの字型に曲げれば完成。あとはクーラーにガムテープなどで固定する。

今さら聞けない堤防サビキ釣りのキホン 時合いの短い冬に数を釣る方法ハンガーをハリ外しに(提供:TSURINEWSライター松田正記)

使い方は、ハリ掛かりしたアジをハンガーに引っ掛け、そっと手前に引くだけで外れる。初めの1~2尾はうまくいかないが、次第に慣れてくる。

今さら聞けない堤防サビキ釣りのキホン 時合いの短い冬に数を釣る方法セット方法と使い方(提供:TSURINEWSライター松田正記)

クーラーのふたは開けたまま

要領をつかめたら、クーラーのふたを開けたまま「量産体制」に入る。冬のアジは時合いが短いため、この方法を覚えるとラクに数が稼げる。

乱獲を避ける

とは言え、乱獲を避け、我が家で食べる分だけにとどめておいてほしい。目安としては15Lのクーラーで30尾ほど。鮮度を保っておいしく持ち帰るにはこのくらいがちょうどいい。

今さら聞けない堤防サビキ釣りのキホン 時合いの短い冬に数を釣る方法食べる分だけを持ち帰る(提供:TSURINEWSライター松田正記)

防寒対策を忘れずに

冬の夜釣りは過酷なイメージがあるものの、最近はウエアの進化により、快適に過ごせる。入れ食いになれば汗ばむくらい。ただ、人気の釣り場は釣り座を確保するため「潮待ち」する時間もある。時合いがくるまでは、寒いので、防寒対策を万全にして出掛けてほしい。

<松田正記/TSURINEWSライター>