ほどけてしまったヘラ竿の「握り糸」を修繕したので、今回はその模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター青沼伸晃)
手順4:防水
木工用のシーラーとクリアを刷毛で塗り、しみこませて軽く防水します。乾燥したら固く絞ったタオルでこすり、表面の塗装を落とします。
2液性ウレタン等の空気に触れなくても固まる塗料であれば、下地の中までしっかりと固められますが、家が狭く隣の部屋で家族が寝ているので、匂いや刺激の少ない水性塗料を使いました。
完成
写真の右の竿は、元々巻いてあった握り糸のままです。左と真ん中が今回補修した竿で、いささか残念な仕上がりとなりました。水に一晩漬けておけば簡単にほどけるので、下地を丁寧に作り直し、糸を細いものに変えようと思います。
握りの材質は色々とありますが、和風の竿には糸が似合うと思います。1本の竿を2通りの長さに使うための袴も作れます。
作業自体は紙と糸を巻くだけで簡単ですから、放っておかずに直しておけば、釣り場で恥ずかしい思いをせずに済んだかもしれません。
<青沼伸晃/TSURINEWSライター>