ルアー釣りで釣果を伸ばすために重要なのは、状況に応じたルアー&カラーローテーション。連載第3回では、より数を伸ばすテクニックとして、これらを解説する。
チューニング
水深が深くボトムがとりづらい場合は、シール状のオモリを貼るチューニングが有効。ただ、リールの動きを止めるとゆっくりと沈んでいくので根掛かりしやすくなる。
カラーローテーション術
エサ釣りでは、ハゼを寄せるため、オモリを赤やオレンジに塗ったり天ビンを金にしてあることが多い。ルアー釣りでもこの3色は特に反応がいい。
ただし、ルアーではスレるのも早く2、3回追尾すると、そのあと見向きもしなくなる。そのため、ルアー釣りではアタリを継続させるためにカラーローテーションが必要になってくる。
以下では基本となるローテーションを紹介。
①はじめはハゼに近いカラーやカニやエビに近い色で、クリアブラウン系やクリアイエロー系を選ぶ。また、水底のカラーに近くすることでスレづらい。晴天で水がクリアなときは、このカラーだけで釣れ続いてしまうこともあるほどの万能カラー。
②水の色にナジみみやすく、藻が多い場所のボトムの色に合わせる意味でクリアグリーン系など。
③反応がなくなってきたら、少しずつアピール度の高いクリアレッド、クリアオレンジなど。
④クリア系で反応しないようなら、赤や、ルアーのベリー部分だけがクリアになっているもの、ゴールドラメ入りカラーなどでアピール。
⑤ひと通り試しても厳しい場合などは、ゴールドやシルバーの反射系や、ピンクなどのハデ系でリアクションバイトを狙う。
場所を休ませる
反応がなくなったら場所を移動。大きく移動する必要はなく、いったん場所を休ませるイメージでいい。小移動したら、また前述のようなルアー、カラーローテーションを試してみる。