秋の投げ釣りは釣果多彩。本命以外のおいしいゲストも期待できる。今回はキスとゲストのメッキを「韓国風刺身」にしたので、そのレシピを紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
秋の投げ釣り
秋は投げ釣りの釣果が多彩になる。キスを狙っていてもポイントによっては文字通り五目釣りになることもしばしばである。チャリコやカスゴ、カワハギ、良型のハゼ、メッキなど。しかも、これらのゲストたちはおいしい魚が多いので、これをうまく食材として生かさない手はない。
また今年は、海水温が例年に比べ比較的高めであるようだ。先日、ミャク釣り仕掛けの改良テストで紀ノ川に釣行したとき、なんと20cmクラスの小サバが掛かり、驚かされた。紀ノ川でハゼ釣りを楽しむようになってもう10年以上経つが、サバが釣れたのは初めてだった(ハゼの関連記事で写真掲載予定)。上げ潮に乗って入ってきたのだと思うが、水温が高めであることの証拠だと思う。
10月16日、食材を釣る目的で、日高川河口に釣行した。短時間ではあったが、18cmクラスのキス4匹と、20cm近いメッキを釣った。これらを使った料理を紹介する。
釣った魚の取り扱い
多くのキャスター、船釣りのアングラーがそうしていると思うが、釣れたキスはクーラーにすぐ投入する。その時魚が氷や保冷材に直接接触しないように、ビニール袋などに入れる。
メッキも同様でいいが、最近では30cm近いものもまれにくる時があるようだ。その場合には、すぐ絞めて血抜きした方がいいと思う。
釣った魚の運搬
魚はクーラーに入れたままで持ち帰る。遠くに釣行して一泊するような場合は、途中で氷を買い足してクーラーに入れる。
冬場なら、クーラーに入る大きめの板氷1本で十分持たせることができる。
キスとメッキの下処理
ウロコを取り、内臓をきれいに取る。この後、3枚にさばく。包丁を寝かせて腹骨も取る。
メッキの場合は尾びれの付け根近くにゼイゴがあるので、包丁を寝かせてきれいに取り去る。
今回は盛り付け用に、頭と尾を残したものをキス、メッキ1匹ずつ用意した(えらは当然取ってある)。身を取った後、すぐラップをして冷蔵庫に入れる。