イカメタル攻略:現役船長に聞くキホンとステップアップ法【一問一答】

イカメタル攻略:現役船長に聞くキホンとステップアップ法【一問一答】

透き通った魚体…その食味の素晴らしさ…イカ(ケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ)は古くから食通を唸らせてきた。もちろん、釣り人にとっては夏の定番ターゲット。ところが、近年はそのイカ釣りに大きな変化が押し寄せてきている。そう、ご存知「イカメタルゲーム」が席巻中なのだ。今回は、佐賀で遊漁船「きずなまりん」でイカメタルゲームも案内している安井弘達船長に、キホンからステップアップのためのヒントを聞いてみた。

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エギング&イカメタル ソルトルアー

昼と夜の釣り方の違い

昼と夜の釣り方の違いはありますか

安井船長

「まず昼の釣りはイカメタルをボトムまで確実に落とし、底から1~2m前後までの範囲を探り上げる釣りになります。

シャクリを2、3回入れてハンドル1回転、そしてステイ。このステイが重要です。必ず3~5秒は入れて下さい。これはイカが抱く時間を与えるためです。

なお、活性が高ければイカからの反応は早いのですが、見切られている(イカが違和感を感じている)と感じたら、一度10~15mほど巻き上げてイカの視界からイカメタルを消し、再びボトムに落とし込むとよいでしょう。

落とし込んで1アクション目は特に集中してイカからのアタリを逃さないようにして下さい。数を釣る人は必ずこのテクニックを使っているはずです。」

 

夜は集魚灯に集まった(ベイトを追う)イカを狙う浅ダナの釣りになりますよね

安井船長

「ベイトの寄り方はその日の状況、時間帯によって違いますから、当然イカの反応も違ってきます。

ずばり、ひと言で言うなら夜のイカは総合情報戦です。

同船者同士でイカがヒットしたタナを教え合うことが大切です。
常に(イカの)タナが上がったり下がったりしていると思っていて下さい。
そうそう、大切なことですが、夜のイカは特に自分の泳層にラインがあることを嫌います。なので上層から徐々にタナを下げて探っていく釣り方がベストです。
昼の釣りとは逆の探り方になります。」

今後の見通し

現在の状況と今後の見通しを教えて下さい

安井船長

現在、最盛期を迎えていますが、8月上旬からイカは沖の深場へと移動し始めます。

水深がある場所ではイカメタルの面白さが半減されてしまいますので、釣りを楽しむなら今ですよ。

 

今日はありがとうございました。

イカメタル攻略:現役船長に聞くキホンとステップアップ法【一問一答】安井弘達船長。

安井弘達(やすいひろたつ)船長。佐賀・星賀港で遊漁船「きずなまりん」を営む現役船長。

<週刊つりニュース西部版 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣船について
きずなまりん
出船場所:星賀港旧フェリー乗り場
この記事は『週刊つりニュース西部版』2018年7月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。