ソルトルアーでフィネスならばPEライン0.5号という、いかにも中間的な号数を使っている釣り人は少ない感じがします。今回はそんなPEライン0.5号の魅力を、筆者の経験から紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
より強度の高い細イトを
筆者の知る限り、0.5号で最強のライン強度は14lbです。これくらいの強度があるものを推奨します。8本編みで細イトならば、6.4kgの高い強度を保ちながら飛距離も稼げる、かなりアドバンテージのあるラインとして扱えます。ほぼ0.8号の強度に匹敵するので、まさしく0.8号感覚でシーバスやライトショアジギング(30g程度まで)をやってもいいかもしれません。
細イトのメリットは多く、飛距離が稼げる、レンジがとりやすい、潮に倒れにくいという長所があります。つまり、潮がかっ飛んでいる場所でも、ラインが水の抵抗を受けにくくルアーを扱いやすい、コースを引きやすい。メタルジグを使うならば、タングステン製と組み合わせれば、底も取りやすいという長所もあります。
PEライン0.5号は便利
フィネスメインの筆者はPEライン0.4号を最強号数としていたこともあるのですが、どうしても大きなシーバスやチヌがくると、切れないとはわかっていても魚に主導権を与えて、バテさせて獲っていました。大きめのメバル程度ならば、0.4号でもライン強度は持て余すくらいなのですが。
PEライン0.5号に号数をちょこっと上げてあげると、ショアで出会うほとんどすべての魚と対等に勝負できます。一見「中途半端な号数」ではあるのですが、もっとも釣り人の技量が問われる号数ともいえます。ぜひ2500番や3000番リールにPEライン0.5号運用、チャレンジしてみてください。
<井上海生/TSURINEWSライター>