今回紹介するのは船のイシダイ釣り。磯の大物釣りの代表的なターゲットだが、なかなか巡り会えない魚として有名だ。しかし、船から狙えば出会える確立はグッと高くなる。6月28日、愛知県・南知多町片名漁港から出船している直栄丸に乗り、珍しい船のイシダイ釣りを取材した。
イシダイ級ヒットで一安心
開始から1時間半が経過したころ、ガガガンと激しいアタリが村山さんのサオ先を踊らせた。
船のイシダイ釣りも、磯釣りの場合と同じで早アワセは禁物。村山さんは向こうアワセでサオ先がグーッと持っていかれるのを待って鋭くアワセた。
これまでとは明らかに違う重量感で、サオが大きく曲がる。寄せてくる途中も、相手は真下に向かって突っ込み激しく抵抗した。
やがて海面に現れたのは、優に40cmを超えるイシダイ級。「まずはひと安心」と村山さんの顔に笑顔があふれた。
お題の魚が顔を見せたことでメンバーのボルテージも上昇。激しいウネリに負けず、各自集中力を高めて釣りを続けた。
そして午前10時過ぎ、型は大きくないがお土産の数はそろったので、船は移動を開始。少し離れた場所にある型狙いのポイントに入った。