一筋縄ではいかないアカムツジギング。とはいえ、狙い続けることで見えてきたことも。今回は、ヒットパターンについて解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
ヒットするレンジ
アカムツがバイトしたレンジを思い返してみると、そのほとんどがボトムから1mほどの狭い空間でのバイトが多かったように思います。特に日中の釣りでは、その傾向が強いです。マヅメ時は多少アカムツも浮いていることもあるかもしれませんが、ヒットレンジはほぼボトムから1m以内だと思っていいと思います。
バイトパターンやジャークパターンが複数あっても、ヒットレンジはいつも決まっているような気がします。あくまでも、これまでの私の経験上の話ですが、急な傾斜のカケアガリなどで釣る場合には高く浮く場合もあるかも知れません。
ジグのカラー
何かと話題になりやすいジグのカラーですが、それほど気にする必要はないと思います。
マヅメ時、曇天の日中のグローカラーの有無や晴天のハイライト時のシルエットの強いカラーなど、カラーが効いていると思える場面も経験したことがあります。グローカラーが逆にホッケなどに好かれる場面もありますので、常にグローカラーがアカムツに有効な訳ではないと思います。
東北のアカムツフィールドは比較的、浅いエリアでの釣りですので、カラー選択の幅は広いと思います。
ジグの特性把握
アカムツジギングでは、特定のアングラーにバイトが集中する場面も経験したことがあります。さまざまな要因があると思いますが、特定のジグを使用していることがバイトが集中する理由であることもあったかもしれません。
このような不確定な要因を釣れた理由とするのは好きではありませんが、事実として存在しているので全てを否定できません。そのジグでないと釣れない状況というものは存在しないと思いますが、ジグの持つ固有のアクションが効果を発揮することもあるだろうと考えます。
ここで大切なのは、そのジグの持つ個性を理解して使い熟すことが大切だということです。もしバイトが船中のアングラーの誰かに偏ることがあれば、そのアングラーの釣り方をよく観察して模索することの方が大切だと思います。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>