釣りに行けない日も道具をいじったりしていればそれなりの感触があります。今回は筆者がちょくちょくやっている「ジグヘッドケース」の整理について紹介したいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
荒天時は釣具をいじる
雨が降ると基本的に釣りには行けません。特に最近は雷雨が多いのは筆者の気のせいでしょうか?小雨程度なら出陣することもできますが、雷は別です。また長雨の後は水潮となり魚の活性が下がってしまって期待ができません。
そのような日には、釣具をメンテナンスして時間を過ごすといいでしょう。筆者はライトゲームメインのアングラーで、比較的釣りに使うものが少なく、また小さなものが多いですが、それゆえというべきか細かいところまで目を向けようと思うと、特にハリ周りはいろいろ気になる部分があります。釣りにいけないとき、直前や釣り場で慌てないためにチェックしておいて損にはなりません。
整理前の状態と整理方針
私はアジとメバルを同じジグヘッドケースでやるのですが、おそらく全部で100個以上のジグヘッドが入っています。g数で分けてはいますが、かなり見た目に雑です。つい先日整理する前は、このような状態でした。
今見てみるとすごいですね。ぐちゃぐちゃ。明らかに使えそうにない劣化したヘッドも散見されます。こんな状態ではフレッシュなヘッドを釣り場で素早く選択できません。ダメなものは潔く弾いてロスト要員にすることとして、整理することにしました。
サビへの対処
一番の問題は、サビたヘッドです。サビたヘッドを私は基本的に信頼しません。ハリ先が尖っていれば刺さることは刺さるのですが、細軸だと特に折れやすい。私がメバルで使う最軽量ヘッドは0.2gの細軸で、これで尺を掛けたこともあるのですが、よく考えてみると薄氷を踏むようなやり取りだったのかもしれません。少し間違えると折れていたでしょう。
強度面で心配なので、サビたヘッドは弾くことにしました。この時点で10個以上は減ります。ちなみに、サビてはいるけれどまだ使えそうなヘッドは、サビとり剤を吹き付けてサビとりして、復活させました。
そしてここが肝心なのですが、サビというのは、他のヘッドにも伝染します。サビたヘッドを挿していたスリット部分は、サビが固まってしまい、フレッシュなヘッドを汚してしまうので、きれいにウエスで拭いましょう。このときもサビとり剤を吹き付けるとさっと取れてしまいます。
ハリ先をチェック
次に、ハリ先の鮮度の確認についてです。ハリを爪に掛けて擦り、するんと滑ってしまうようなヘッドは、もう使えません。擦ってもちゃんと爪に引っ掛かってくれるハリ先なら信頼できます。
ちなみに私は、ハリ先がちょっと微妙なものは、同じ方向に並べたヘッドケースの中で逆向きに挿すようにしています。そういうものは高活性の魚に使うか、ボトムをとる釣りでロスト要員にしてしまうわけです。