東北エリア「マダイジギング」のススメ SLJで狙う際のヒットパターン3選

東北エリア「マダイジギング」のススメ SLJで狙う際のヒットパターン3選

東北エリアで盛り上がりを見せているマダイジギング。今回は、SLJ(スーパーライトジギング)で狙う際のアクションパターンを紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)

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堀籠賢志

フライフィッシング、バス、シーバス、鮎釣りなど様々な釣りを経験。現在はジギングとイカ釣りを広く楽しんでいます。東北地方の面白い釣りを紹介する事で震災復興に繋げたいという熱い気持ちで活動中。

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ただ巻きか?ジャークか?

マダイは食欲旺盛で食性は雑食です。丈夫な顎を持っていて、硬い貝殻、ウニの殻などバリバリと噛み砕いて食べてしまいます。もちろん、小魚も大好きで、よく追いかけ回します。扁平な魚体で左右の視野が交わり距離感がつかみやすい位置は、青物などの生粋のフィッシュイーターと比較すれば狭いのではないかと思います。そのために、ベイトを追うのは後方から忍び寄るパターンが多いのかもしれません。

マダイジギングでの王道パターン、ストレートリトリーブが食わせに有効なのは、マダイの身体的な構造や捕食行動によるものだと推察します。魚の王様と言えども、マダイはトッププレデターではありません。

小さいベイトでも、自分に向かって向かって来る者には、とっさに身を翻して避けます。マダイジギングでジグがバックスライドすると、サッとジグから距離を取りますので、斜めにジグを引いているときは無闇にフォールを入れるとマダイは警戒します。そんな理由でストレートリトリーブのただ巻きがマダイにジグを追わせるには好都合なのです。

ジャークも有効

それではいつでも、ただ巻きがマダイジギングには効果的で、ジャークなどでジグをヒラ付かせるのは逆効果なのか、といえば、そんなことはありません。

マダイから見て、ジグがマダイ側にスライドしない、ジグが逃げる方向に移動すれば、マダイには捕食対象になります。ジグがバックスライドしないようにラインを送るようなジャークはせずに、上に上にあげるようにジャークすれば、マダイに効果あります。

ただし、ジグを食わせるのは、やはり巻きがいいので、スピードコントロールして食わせの間を作ることが大切です。ジグのアクションは潮が効いていれば、リトリーブしなくてもよくアクションしますので、移動距離を少なくジグを動かすことも可能となります。

潮が効く、効かないでマダイの食いがかわるのは、そんな理由もあるのかもしれません。

<堀籠賢志/TSURINEWSライター>