ヘラブナ釣りは、子どもから老人まで男女問わず楽しむことができる。振り込みさえできればほぼOK。今回はヘラブナ釣りの基本について紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 一美湖次郎)
本間三平って、誰?
本間三平は、今より三十万年前、突如地球上に現れた後の日本人の祖先様でございます。Homosapiens(ホモサピエンス)で彼(三平さん)がどうして生まれたか本人はもちろん誰も知らないが、見渡す限り何にもない。ただ風が吹いていただけの平原で、遠くの山は火を吹いている。
地面はしょっちゅう揺れているし、その地面を恐竜が闊歩して空には怪鳥が飛んでいる。常に命の危険がいっぱいの生活の中で、なぜか長い黒髪の女性と出会った。
釣りは鮒(フナ)に始まって鮒に終わる
それから二人はある日、湖のある場所に辿り着いた。水の中には魚がいた。「痛い!何するの」と言われたが、黒髪を数本結び竹に付けて恐竜の骨で作ったハリにジャガイモで作ったダンゴをつけて。これこそ元祖釣りの始まり~というか「釣りは鮒(フナ)に始まって鮒に終わる」の由来であります。
さらにさらに本間三平さんに家族ができちゃった。家族ができれば食料事情も変わる。より多く魚を釣りたい、釣らなければ家族を失う、ということで目を付けたのはヘラブナ(この時代でヘラブナといえるかどうか)だった。エサをまいて集めて釣れば面白いように釣れる。
よっ、本間三平、これより幾星霜~現代日本の全ての人に繋ぐ命の線は続いている。
意外に簡単な釣法?
この通りヘラブナ釣りは魚を釣ることに関しては意外にも最も簡単な釣りの技法ですし、子どもから老人まで男女問わず釣ることができる。サオと仕掛けはミチイトとウキとオモリ、ハリスにハリと実にシンプルだ。
ところがより多くより大きいサイズを楽に釣りたい、競い合いたいと思案~試案の結果、ウキの些細な動きを取るにはサオ掛けと万力が、それを設置する台が。
やれタモとハリ外しも、ウキも種類が多くなり、エサもあれが良い、これが良いとアルはあるは~。
道具が揃ったら、さあ釣りましょう。ヘラブナ釣りの絶対的特徴は「寄せて釣る」、これができればほぼOK牧場ですよ。一番簡単で一番これが難しい。