ヘラブナ釣りは、子どもから老人まで男女問わず楽しむことができる。振り込みさえできればほぼOK。今回はヘラブナ釣りの基本について紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 一美湖次郎)
まずは振り込みを練習
まずは2本のハリにエサを付けます。それが済んだらエサをサオで振り込みます。直径30cmをイメージした輪の中に集中して振り込みます。
今回の主役、火の国塾のアイドル「マナちゃん」にここまでやってもらいます。エサを付けるこの作業は火の国塾宰相補佐の日高さんが熱心に指導の甲斐あって1時間後にはどうやらできるようになりました。
問題はエサ打ち、サオの振り込みは生まれてこの方やったことがない。エサの行方はエサに聞け~とばかり左右前後に広範囲のエサ打ちだったが、本ママ付きっきりで猛特訓でだんだん良くなる法華の太鼓~。次第次第にサマになって三度に一度はポイントへ行くようになった。
エサをバラけさせ魚を寄せる
ヘラブナ釣りは寄せて釣る、これが時間の経過でヘラブナは集結終了している。ウキがアタリを知らせるがアワせてもアワない、その分エサ打ちだけはできる。ヘラブナ釣りはアタリが取れなくても、その分ヘラブナはより多くポイントに集まってくるので非常に無駄のない釣り。
で、マナちゃんはというと、気の毒に思ったかヘラブナが向こうアワセで釣れてくれた。ところが本人はビックリして痛恨のバラシだった。
だが、終了間際に95点の振り込みできました。ウキが馴染んでフワッフワで「ツン」と鋭いアタリ、下手の鉄砲が数打ちゃ当たったモンダミン。初めて釣ったヘラブナは尺1寸(約33cm)、「キャァ」と嬉しい悲鳴が釣り場の周辺に響き渡った。
ダンゴエサの作り方
エサの種類は種々雑多だが、大別すると4種類。マッシュ、ダンゴ、グルテン、固形(ワラビ、麩、ヒゲトロなど)。今回は一番作りやすくて、使いやすくて、ヘラブナが最も好きなダンゴエサを作る。
(1)まずは「ダンゴの底釣り夏」をドロドロに溶く。
(2)その後に「浅ダナ一本」と「バラケマッハ」を加える。
(3)エサの大きさはパチンコ玉大に。
底エサのペレ系(ダンゴの底釣り夏1カップ)を1カップ半の水でドロドロに溶かして食欲の出る麩系(浅ダナ一本1カップ)、ヘラブナを寄せるサナギ系(バラケマッハ2カップ)で、やや硬めに仕上げて手水で軟らかめを作って「食わせ」とするダンゴセット釣り。