釣りの楽しさは「釣れた数」だけではない。ただ、「沢山釣りたい」という欲望を心のどこかに持っているのもこれまた釣り人である。今回は、遊漁船の「船中釣果」について解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
乗船者数と釣行時間
乗船者数と釣行時間は釣果情報に記載されていない場合も多いですが、ご安心ください。遊漁船のホームページ等で船の基本情報や案内を見てみましょう。「定員○○名」と「釣行時間〇時間」という記載が必ずあると思います。
週末などは定員一杯の満員で出船している可能性が高いと思いますので、定員数を前提に計算すれば誤差は少ないといえるでしょう。釣行時間については、釣り場によっては移動時間が長く実釣時間が短い場合もありますので一概には言えませんが、あくまでもひとつの数字の見方として参考にしてみてください。
釣果格差がある可能性
釣果にはベテラン釣り師とビギナーで大きな差がある場合がよくあります。特に数釣りではその傾向が強くなります。そのため船中100匹とはいうものの一部のベテラン釣り師がかなりの数を占めていて、ビギナーはそれほど獲物をキャッチしていない可能性もあります。
その場合、サオ頭の人の釣果情報なども掲載されていれば合わせて深読みしましょう。いずれにしても、船中の総匹数が多く、1人平均のキャッチ数が多い場合は、ターゲットを手にできる可能性は高いといえますので、釣行に出掛けるチャンスでしょう。
釣果数だけでない釣りの魅力
もちろん海の状況は日々変化しているため、今日爆釣でも翌日はさっぱりということもよくある話。その逆もあります。連日釣況が悪い中ある日突然大爆釣という日もあるでしょう。いわゆるXデーです。
そして、そもそも釣りの醍醐味は数ではありません。たとえ数は少なくても思い出に残るような魚を手にできれば至福というものです。また、資源保護や持続可能という観点からも始末しきれないほどのキープは避けるのも釣り人の心得でしょう。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>