熊本県天草市の通詞島で午後9時からシーバスを狙った。当日は上げ止まりから反応が出て、高速巻きで40&75cmの本命をキャッチしたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
サメの気配で低活性
6月26日、午後9時に熊本県天草市の通詞島に到着。狙うはシーバス!だが、前日の満月の大潮から、あからさまに活性が低い。人的プレッシャーか、最近サメがうろうろしているのが原因と考えられ、かむような魚のマダイやサメなどがいたら、食物連鎖の関係か姿が見えなくなる。
アジ釣りの人たちにあいさつし、堤防先端に到着。まだ上げ潮でシーバスの姿はないが、時折サメが小さいベイトにアタックしている。「上げの時間帯だけだろうな~」。
サメもなかなかのファイターで、シーバスタックルで1m級を掛けると面白いが、ちゃんとハリ掛かりしてないと切られたり、サメ肌でラインがズタボロになるのでご注意を。
ルアーローテで反応探る
時間は上げ止まり直前。今までどこにいたのか、一気にシーバスが浮いてきた「いるいる~!」。
まずは先日新たにシーバス迎撃用に追加されたジョインテッドクロー178Fライムチャート。お腹に1gの板オモリを2枚装置し、水面直下をS字で引いてくると「お~、さすがジョイクロ、魚寄せるパワーはナンバーワンだな」。だが寸前で見切られていて、捕食までには至らない「何かが違うんだろな」。
すぐにルアーをチェンジ!ショアラインシャイナー120レッドヘッドに変更し、ゆっくりS字で反応はしたが、捕食までには至らない。
今度は高速巻きでルアーを通すと「ゴッ」「乗った~」「ガバガバガバ!」「あ~フックオフ!」「テールフックだったもんな~」。
だが今の1尾からヒントを得て、ゆっくり巻きではなく高速巻きに分があることが分かった。
高速巻きで40cm&75cm手中
ならばと、ルアーを絶対的に信用があるフラットジャンキー、ダックフィンシャッド(5inch、イワシ)に変更。ジグヘッドは静ヘッド14g。
キャストし3秒沈め、高速巻きすると「ガッ!」「小ヒラか~」。一気に巻き上げ、ゴボウ抜きしたのは40cmクラスのヒラセイゴ!写真を撮り、リリース。
ワームのズレを直し、キャスト!今度は先ほどまでより少し遅めに引いてくると「ゴッ!」「きたきた~!ド本命!」「ジッジッジィー!」。
暴れるシーバスをいなして無事捕獲!「ちょっと小ぶりだな」。計測すると75cm!
写真を撮り、次を狙おうとしたが、一瞬目を離した隙に激流に。一気にシーバスが沈下し、何を投げても無反応になったので帰路に。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
通詞島