東京湾『夏タチ』シーズン開幕　例年より狡猾さアップでハードモード？

船釣り エサ釣り

• Tweet

後半は「激ムズ」状態に

中盤、さらに潮が緩むと、前アタリはほぼ毎回あるのに、押さえ込む本アタリが出ない激ムズ状態になる。動きを止めればアタリが消える、誘い上げても追ってこない。アタリと同時に、その位置でシェイクするように竿先を小刻みにゆすって、リールはほとんど巻かない超ショートピッチ。「あれ～？」「これでも食い込まないの？」と、首を傾げる人が続出。この、アタリはあるのに食い込まないヒリヒリ感がたまらない。

結局、この日のパターンは、前半、しっかりとした強め・幅短めのロッドアクション。前アタリの次のアタリで掛けていくイメージ。中盤～後半は、エサの先だけついばむようなショートバイトがひん発。ハリとエサを小さくしたり、より細かい丁寧な誘いと、まめな手返しで、つねに新鮮なエサを使うことでアタリを導き攻略していった。

使用した仕掛け

今回使用した仕掛けは、1本鈎と2本鈎の二種類。

「船太刀魚の基本1本」

オーナーばり「船太刀魚の基本1本」は、天ビン吹き流しの基本仕掛け。ハリは強靭で刺さり抜群のサーベルフックX使用。さばきやすく、感度のいいフロロカーボンハリスで、チモトは抜群の集魚効果と鋭い歯からハリスを守る超ケイムラパイプ仕様。

手返し重視の1本鈎で誘いが効く。切られても安心の1枚4組入。ハリ1/0（ハリス6号）～3/0（ハリス8号）、全長1.8m。

「船太刀魚の基本2本」

オーナーばり「船太刀魚の基本2本」は、食いが立っている時の2尾掛けに。 1投のエサ効率アップで、深場狙いにも対応。2本鈎×2組入。ハリサイズ、ハリス号数は1本仕様と同じ、全長2m。

＜佐藤理／TSURINEWS編集部＞