6月23日、大阪府太子町にあるフィッシングセンター竹の内に夏のヘラブナを狙って釣行。本調子のよく曲がるヘラザオで同地の良型ヘラの引きを満喫したので、その模様をお伝えする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森宮清釣)
釣りやすい管理池の夏のヘラブナ
梅雨に入ったが、雨より曇りの方が多い6月、釣り好きには曇り日はとても嬉しい。日差しが強いとパラソルの下で竿を出しても、地面や桟橋の上は想像以上に暑いのがヘラブナ釣りなのだ。
さらに嬉しいのは、ひところよりも釣りやすくなったということ。これから真夏に向け、ヘラブナは食欲旺盛なので釣りやすく、釣りは初めてという人も、ヘラブナの手応えを堪能できるのである。
手軽にヘラブナ釣りを楽しむには、管理釣り場がお勧め。川や野池、ダム湖などヘラブナは生息していても、釣ろうと思った場所にどれくらい生息しているか不明だが、管理釣り場なら必ず大量のヘラブナを放流しているので夏は寄せの必要はあまり必要としないのである。
FC竹の内でヘラブナ釣り
6月23日、大阪府と奈良県境近くにある「フィッシングセンター竹の内」さんへ釣行してきた。午前中曇りだったので、絶好の釣り日和と思っていたが、風が冷たく寒さを感じるほどだった。
タックルとエサのワンポイント
釣りやすくよく釣れるとは言っても、仕掛けと釣りエサには工夫がいる。夏の釣りならミチイトは1.5号が無難だが、これだと魚影の多い釣り場では抵抗が多く、エサが底に着くまでにエサを突かれて困ることが多い。
今回の釣り場は底釣り専用の池、異常なほどの魚影が見られる釣り場だから、早くエサを沈めるには、0.8号から1号くらいのミチイトで、オモリも大きくする方が望ましい。
ハリスは0.5号が標準だが、最近の釣りイトは強いので、私は0.3~0.4号を使う時が多い。切られるのを心配するなら40~50cmと長めにして、慎重にやり取りすれば切れることは少ないだろう。40cmアップを意識して狙う場合は0.5~0.6号を。
麩エサ類は表層にヘラブナを集めるから使いづらいので、グルテン併用の練りエサがお勧め。バラケなどは不要で、食いが悪いと思う場所なら上バリにグルテンや底釣り用の各種エサを付ける。これらは重さがあるので、角ばった形でハリに付け、下バリは涙型か丸型で使用するといい。
初っ端から尺上登場
この日は、エサとして一景のソフトグルテンにクロレラを足して、15尺のサオでスタートした。すると、初っ端からウキがなじんだと思ったら即アタリが出て、サオは満月そのもの。本調子のサオを使用したから、獲物はなかなか浮いてこない。
もしかしたらコイかなと思うほどの重量感で、片手では到底無理なので両手で対応したが、タモに収まったのはよく太った34cm。