佐原向地を流れる横利根川・網中が舟・陸釣りとも好調。宙~底まで釣れているうえ型がいい。35cm前後が平均で40cm級が交じることも。陸釣りの例会でも15kg以上の釣果が上がっている。毎年放流が行われているため魚影は濃く、ヘラの活性が高まるこれからはさらに楽しみ。ここでは堀井つり舟店から仕切り網間の陸釣りに絞って紹介する。
概況
毎年、秋から翌年の春にかけて4回に分け計5t前後の放流が行われている。
型は7寸~尺前後。
放流直後は数釣りとなるが、数日たつと大群で押し寄せるカワウによって小型は捕食されてしまうのが例年のパターン。そのためか、今の時期に釣れるのは良型が多い。
これからは降雨により水中酸素量が補給されるので、ヘラの活性がさらに上がる。
護岸されているため足場がよく、最近は陸釣りの例会も多くなった。
週末は混雑する。
ただし、大曲第一カーブ東岸のジャングルは入釣に難がある。
また、堀井つり舟店上流の舟止めロープがある場所は、陸釣りができない。
ポイント
西代水門周辺の新護岸は、尺~尺4寸級の地ベラが居着くポイント。
竿16尺前後の宙釣りがメーンだが、例会組はドボン釣りをする人が多い。
水温が高い今の時期は、宙釣りのほうが型がいい。
この場所は、常に上・下流への流れがある。たとえ流れが強くても、ヘラの寄りが多ければウキを止められる。いかに寄せることができるかがカギとなる。
ただし、西代水門際は、田んぼへの取水で機場が稼働しているときは、一時的に流れが強烈になり釣り不能になることがある。
西代水門から旧ガードレール上流は、この時期に入釣者がもっとも多いポイント。
宙釣りがメーンだが、グルテンセットのドボン釣りで意外と好釣果が上がる。
竿は15~18尺で根掛かりは少ない。
旧ガードレールから旧水郷館下の水深は3本半~4本。
底釣りをするなら竿19~21尺だが、根掛かりが多いので注意してほしい。
今の時期は宙釣りがベスト。
竿12~15尺でタナは1本~1本半。
エサは両ダンゴかトロ巻きセット。
この付近しか入らない常連が多い人気ポイント。
そのほか、旧水郷館~杭周り(二七屋跡)でも、竿11~15尺の宙釣りで釣れている。
今の時期は南寄りの風が多い。
下流から大曲第一カーブに向かって川なりに吹く。風向きを考えたうえで入釣場所を決めてほしい。