乗っ込みイシダイが好調な愛媛・武者泊の磯へ釣行。今回は6月5日に、午前の朝釣りと午後からの夕釣り。6日はお昼までの朝釣りをした。
武者泊港へ
同行者は橋口次男さんと前勉さんの2人。
いつものように前日の夜にほてい渡船の仮眠所へ入り、翌日の早朝、武者泊港へ行く。
数日前から先着していた寺尾純さんと会ってあいさつを交わす。
ぼちぼちの釣況だという。
渡船が沖の磯へ集まって恒例のジャンケンが始まった。
橋口さんと前さんがヤッカン北の船着き、私と寺尾さんがヤッカンのナダレへ渡ることになった。
ステンレス足場の上での釣りだ。
潮は緩い満ち潮が流れている。
寺尾さんがシモリ向きに、私は北の船着き向きにサオを出す。
エサはサルボウガイとウニを使う。
釣り始めてみると、10~12mの水深よりも、6~8mの浅場のほうがエサ取りもよくアタる。
そこで、サルボウガイをまきエサをしながら浅いタナを攻めてみることにした。
しばらく打ち込みを続けていると、エサ取りのアタリからイシダイのアタリにかわった。
いよいよお出ましだ。
魚さえ居てくれれば、もう釣ったも同然だ。
手持ちにしていたサオが豪快に引き込まれて、ギューンとたまらない重量感の手応えが伝わってくる。
魚が完全に乗ったところで思いきり掛けアワせると、グングン引き込むイシダイの抵抗が始まった。
1匹目に釣り上げたのは、50cmのイシダイだった。
ここからぼつぼつと石物のアタリが出て、2匹のイシダイを追加した。
大きなやつで54cmの銀ワサ(イシダイのオス)だった。
寺尾さんもイシダイを2匹ゲットした。
潮が引き潮にかわるとアタリが止まった。
そこで、流れのヨレができる正面を狙うと、11mのところで50cmのイシダイがヒットした。
20mの深場ではアタリが出なかった。
夕方に釣り再開
お昼にいったん納竿して、夕方に釣りを再開。
夕釣りは橋口さんら2人はアブセ、私と寺尾さんはヤッカンのヒナダンへ渡った。
潮は引き潮だ。
ヒナダンは満ち潮よりも引き潮のほうが釣りやすい。
ここでは57cmのイシダイと30cmのイシガキダイがヒットした。
イシダイは本ワサ(イシダイのメス)だった。
ほかにゲストのヒブダイとアオブダイの60cm級が食ってきた。
アブセに渡った橋口さんらは前さんの60cmを頭に7匹のイシダイをゲットしていた。
ワレよりも船着きのほうが食いがよかったそうだ。
2日目は朝釣り
2日目はお昼までの朝釣りだけだ。
橋口さんと前さんはヤッカンのナダレのステンレス足場。
私は北の船着き寄りの岩場に上がった。
2時間ぐらいはアタリがなかったが、サルボウガイをまきながら釣り続けていると、ぼつぼつアタリが出始めた。
1匹目は50cmの本ワサだった。
ここから45cmクラスを3匹追加する。
足場に渡った前さんは40cmが1匹で、サンノジに悩まされたそうだ。
今回も3人で石物20匹の釣果が出た。
武者泊の乗っ込みイシダイはまだしばらくは狙えそうだ。
<週刊つりニュース関西版 APC・木村俊一/TSURINEWS編>
ほてい渡船