梅雨の晴れ間、日差しの強い日に、釣り初心者の娘と東京湾・金沢八景でちょい投げ釣りに挑戦。嬉しいゲストをキャッチした様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター菊池英則)
いよいよ釣り開始
さて、いよいよ釣り開始。エサの青イソメは頭をハサミで落としてから、ハリに通すようにつけるのがキホン。娘も悪戦苦闘しながら何とかセッティング。
準備が整ったところで、仕掛けの投げ方をレクチャー。キホンは頭上からオーバースローですが、周りに樹木があったことや、初心者ということもあり、まずは振り子の原理で下からアンダーキャストしてもらいました。
目の前10mほどにオモリが着水。ラインが出切ったところで、イトふけを取り、ラインが張るか張らないかくらいで、ゆっくりリールを巻いて探ってもらいます。
娘のサオにアタリ
ほどなく、「ブルブルきたよ!」というわけでさっそくアタリ。魚の活性は高いようです。
「まずはアタリがあってもリールをゆっくり巻いてハリ掛かりさせて」とアドバイスすると、ほどなくハリ掛かりした様子。リールを巻くと娘がキヌバリ(ハゼの仲間)をキャッチ。初めての投げ釣りの獲物に嬉しさを隠せない様子。
父も参戦
そこで、筆者もパックロッドで参戦します。まずは遠投して、シロギス狙いでゆっくりサビくもアタリなし。
どうやら遠投してもアタリがないため、娘と同じように足下狙いに切りかえます。
ほどなく、「ブルブル」とアタリ。まずはキス釣り定番ゲストのメゴチをキャッチします。さらに同じように足下狙いで、「グイグイ」と強い引き。慎重にリールを巻いて嬉しいゲストのクジメ(アイナメの仲間)をキャッチできました。
やがて釣れない時間帯に
しかし、頻繁にアタリがあったのもここまで。上げ潮で条件はいいものの、なぜか食い渋ります。周りの釣り人も釣れていない様子です。
渋い状況の中、娘が「きたよ!」と興奮しながらリールを巻きます。しかし、釣れたのはクサフグ。これには娘も苦笑い。リリースするとヒレをパタパタさせて泳いでゆく姿に「フグめっちゃカワイイ」。
そこで、野島公園駅方面に向かって、高架下で探ってみることに。しかし移動して30分ほど粘ってもアタリはわずかで、娘と相談して、もとのポイントに戻ることにしました。
ラストで大物ヒット!
もとのポイントに戻ると、また魚の活性が上がったようで、父は、ベラをキャッチ。
娘はアタリあるも、エサだけ取られる様子で、どうやらハリスが30cmと長すぎるのが原因。そこで、自力でハリスを短く結び直してもらい、ノウハウを身につけてもらいます。
エサ箱を見ると、青イソメは残りわずか2匹。「もうエサが無くなるよ」と告げると、娘は最後に本気モードに突入。すると、「きた!」とのことで、竿先がかなりグイグイ引き込まれて大物が掛かった様子。
父は「どうか無事に釣れて」と祈る気持ちで見守ります。
ドラグ調整を忘れてラインブレイク
しかし、初心者の娘は、魚が引き込む時も強引にリールを巻こうとします。「これはまずい」と思った瞬間、まさかのラインブレイク。
娘はしばらく呆然としていましたが、これも釣りでよくあること。ハリスが0.8号だったこともあり、リールのドラグを緩めておけばよかったと父も反省することしきり。結局、最後の青イソメも魚に取られてしまい、納竿となりました。