多彩な魚が狙えるスーパーライトジギング(マイクロジギング)。テイルウォークのフィールドスタッフ松中奏詩さんの実釣を通し、魚種別攻略法やタックルの使い分けを解説。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)
ベイトタックルで良型アカハタ
お題のイサキをキャッチしたあと、再び移動し新たなポイントに入った。魚探にはベイトの塊が映っている。松中さんは、小さなイワシが追われていることを想定し、派手にジグを動かさない「巻き」の誘いでゲームを展開。今度はC6300/FSLにELAN(エラン)SW VTN 73Lを組み合わせたベイトタックルで、底から数m巻いては落とす動作をくり返し誘っていった。
投入を開始してしばらく、当日一番のサイズのアカハタをキャッチ。さらにマゴチもゲットした。
スピニングタックルでマトウダイ
続いて、次の流しで松中さんはスピニングタックルにかえ、キャストして斜めに広く探っていく。ロッドはS6500/FSL、タイラバのようにバイトを乗せていく作戦だ。
さっそく、マトウダイをキャッチ。マトウダイやシーバスなど、吸い込み型捕食を行う魚には柔軟なティップのロッドがマッチする。
ラストには良型マダイ
さらにキャストを続けていると、重量感のある魚がヒット。心地いいドラグ音を奏で、ラインを引き出した相手は、盛んにロッドをたたく。「ひょっとして」と期待が膨らんだその刹那、銀鱗につつまれた赤い魚体が海面に現れた。第二の本命マダイだ。サイズも50cmクラスと立派なもので、ラストを飾るのにふさわしい1匹となった。
今回キャッチした魚は11魚種、バラエティに富むSLJゲームの楽しさを満喫する釣行となった。
今シーズンも盛期を迎えたSLJゲーム。食味、釣趣とも抜群のイサキやマゴチ、ハタ類のほか、スリリングなファイトを楽しませてくれるマダイや青物、ゲーム性の高さが魅力的な大型のアジなど多彩な好敵手が待ってるぞ。
当日の実釣動画
<五井貴矢/TSURINEWS編集部>