PR SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?

多彩な魚が狙えるスーパーライトジギング(マイクロジギング)。テイルウォークのフィールドスタッフ松中奏詩さんの実釣を通し、魚種別攻略法やタックルの使い分けを解説。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)

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ソルトルアー オフショア

SLJのメッカ五ケ所湾沖

5月25日、三重県の五カ所湾沖へ。ここは東海地区のスーパーライトジギング(以下、SLJ)のメッカで、イサキやマダイ、ハタ類のほか、ポイントによって青物やアマダイ、マゴチなど、さまざまな魚が狙える。

乗船したのは、三重県度会郡南伊勢町の宿田曽港から出船している渡船屋たにぐちの智嘉(ともよし)丸。午前5時半過ぎに出船した。

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?智嘉(ともよし)丸(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)

水深別にジャークを変える

ポイントに向かっていると、他船からナブラが出ていると知らせが入った。さっそく、これを狙うことにした。

場に着くと、ナブラは沈んでいたが、魚探にはベイトの反応が出ている。水深は30m台。松中さんは迷わずスピニングタックルを選択。軽くキャストして斜めに探っていく。浅場の回遊魚狙いの正攻法だ。

着底後、まずは4分の1またはハーフピッチで小刻みにジグを踊らせたあと、5~6m探ったら、ワンピッチジャークに切りかえる。底には根があるため、同時に底物も狙っていく作戦だ。

海底の地形によっては、青物が追い回すベイトボールの下で、おこぼれを狙いにハタ類やヒラメ、マダイが集まることが多い。これらの魚は青物ほど長くジグを追えないので、彼らの遊泳層内で、小刻みに誘って十分に食う間を与える。この層を抜けたら、今度はワイドなアクションでジグをしっかり泳がせ、青物の食指を刺激していく。1トレースで二兎を追えるメソッドだ。

ヤミージグTGでハマチ

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?開口一番ハマチ(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)

しばらくしてヒット。すぐにロッドが絞り込まれ、SPEAKY(スピーキー)3500HGXのスプールから勢いよくラインが出ていく。松中さんは、SSD(ソルティシェイプダッシュ)SLJ S650/FSLを満月のように曲げて魚の体力を削ぎ、ワラサに近いサイズのハマチをキャッチした。

ヒットジグはYUMMY JIG(ヤミージグ) TGの60g。タングステンジグで、SLJはもちろん、マイクロベイトを追う魚を狙ったキャスティングでも活躍する。

また、このジグには小さなブレードとフックが標準装備されている。ブレードはシラスやコウナゴが出す微細な遊泳波動を再現し、ジグをスイミングさせる「巻き誘い」でも効果を発揮する。

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?YUMMY JIG TG(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)

ライトなロッドに変更

立て続けにハマチをキャッチした松中さん。ここで、ロッドをよりライトなS6500/FSLに変更。本来イサキやアジなど繊細なゲームをメインとするロッドだが、遊び心からスリリングに楽しむことにした。

引き抵抗をロッドのベリーに乗せる感じでジグを泳がせ、フワフワと誘うとすぐにヒット。ロッドが猛烈に曲がって魚の動きに追従する。観念したハマチは、あえなく松中さんの手に落ちた。

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?S6500/FSLの曲がり(撮影:TSURINEWS編集部五井貴矢)

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