東京湾テンヤタチウオが難易度アップ傾向　専用タックルでの挑戦が吉？

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ヒットパターンは小刻みな誘い

このあと、雲が切れて日が差してくるとアタリが遠くなる。指示ダナは依然浅く、30～10mの間で5～10m間隔。富所さんはテンヤをキャスト。カーブフォールで見せながら、狭いレンジをカバー。

アクションも竿先がテンヤの重みを感じる→ゼロテンションの繰り返しで、ごく小さい幅で誘う。「きょうはできるだけテンヤの位置を動かさない誘いがいいみたい」と、前記の誘いをリールハンドル1回転の間に50回くらい行う。文字で表現するのは難しいが、シャクるではなく、竿先をわずかに揺するイメージ。リールのハンドルも巻くではなく、手を添えている感じ。

テンヤ交換でショートバイト攻略

さらに、大きなアワセはNG。テンヤを見失うのか、追撃なくアタリが消えてしまう。そこで、テンヤを『サーベルマスター船テンヤβ』に交換。短軸＆角度付きのハリとコンパクトヘッドが掛けやすさを追求。ついばむようなショートバイトでも、ハリ先がしっかり顔周りにフッキング。

アタリ数が少ないなか、やる気のある個体はしっかり追ってくるので、1尾また1尾と丁寧に掛けていく。僚船の天ビン吹き流し仕掛けは指2～3本が多いなか、テンヤで釣れるサイズはやはり型がよく、指5本のメータークラスばかり。

終盤、下げ潮に期待するが、湾奥からちぎれた海藻やアカクラゲが流れてきて釣りづらい。状況が変わらないまま、14時すぎに沖上がりとなった。

＜佐藤理／TSURINEWS編集部＞