職漁船のころから手伝いで船に乗り、先代が始めた遊漁船を継いだ。
釣らせたいという強い思い
海の仕事を生業として、約半世紀を迎える外房・大原港のニビヤ吉栄丸の山口廣船長(60歳)。
船名の前に付く「ニビヤ」は、昔ながらの屋号。
古くからこの地で生活している証。
大原といえば、1つテンヤという人が多いと思うが、ひと昔前は「ビシマ」が全盛で同宿も人気を博した。
所説あるが、紀州から伝わったという手釣りの方法。
今、この釣りをする人はほとんどいなくなった。
その後、釣り客のニーズも変わり、同宿もイサキとヒラメ、ヤリイカと旬の魚を釣らせるようになる。
一見、寡黙だが、釣らせたい気持ちから、オリジナルの手作り仕掛けにこだわり、イサキとヒラメは無料で配布。
さらに、使いたい放題というからお得。
今シーズン好調なイサキは、カラーバリの3本仕様。
経験から導きだされた配色は、その時どきの潮色に対応。
食い渋りのときも、どれかに食ってくるはず。
また、同宿のイサキ、ヒラメは1人~出船。
初心者やのんびり派におすすめ。
<週刊つりニュース関東版 佐藤/TSURINEWS編>
大原漁港