釣りに行くにも雨は避けたいと思うところだが、むしろ雨の方が好調となる釣り物がある。今回は雨日和に好調で、浅場に移動してきて釣りやすくなったマルイカを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター古谷健太)
最終釣果
最終釣果はマルイカ3回目にして84匹と、自己記録を大きく更新する大満足の結果に。良型も交じった。途中でしばらく群れを探すために船が止められない時間帯もあったが、乗船時間中のほとんどを釣りに充てられた好調な日で、当たりスッテを探したりすることもせず、最初から最後まで同じスッテの配列のまま通し、最終的には84匹(ムギイカ3割)の好調果となった。
ちなみに私自身は昨年からマルイカを始め、昨年挑戦した2回の釣行では1匹、19匹という釣果(ちなみにいずれも晴れだった)、今年はこれがシーズン初挑戦の合計3回目での釣果である。マルイカ釣りに関しては「ほぼ初心者」の私がここまで奮闘できたのも雨のおかげかもしれない。ちなみに、当日の同乗者のトップは137匹というダントツの釣果を上げている方もいた。また乗船した方の釣果の平均値は80匹ちょうどということで、全員十分な釣果を上げられたことになる。
マルイカ雨の日が狙い目
さて、なぜ雨の日のマルイカが好調なのか、その理由はマルイカに聞いてみなければ分からないが、残念ながら答えてくれるわけではない。しかし、同じ船の前日、前々日の釣果と比べてみても明らかに釣果が跳ね上がっている。もちろん釣り手も違えば、潮も違うし、流す場所も全く同じということはあり得ないから、「そういう日だった」と言ってしまえばそれまでだが、他の船を見ても平均して良好な釣果を上げているように見受けられ、どうやら雨の日にマルイカが好調になるという噂は本当だったと言って間違いないようだ。
梅雨に入り、天候が崩れることが多くなってくる。そんなときに「なんだ、雨か」とテンションを下げるのではなく、「お、雨か!マルイカ行こう!」と逆にテンションを上げて「敢えての雨狙い」に挑戦してみて頂きたい。
<古谷健太/TSURINEWSライター>