フカセクロダイ釣りの「コマセ」配合術:冬の低水温期

フカセクロダイ釣りの「コマセ」配合術:冬の低水温期

クロダイ狙いのフカセ釣りにおいて、コマセ(まきエサ)のレシピはとても重要です。今回は、冬の低水温期の配合術を解説します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

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Shunichi_Sugimoto

静岡在住の釣り好きです。季節ごとその時に釣れているターゲットを狙って一年中釣りを楽しんでいます。解説記事をメインに釣果レシピや釣行記も執筆中。

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冬の配合エサ選び

では、冬の配合エサ選びのポイントを整理しましょう。

フカセクロダイ釣りの「コマセ」配合術:冬の低水温期価値ある1匹を手にしよう(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

1.集魚力が高めのもの

水温が低い冬はエサ取りが少ない時期なので、高集魚タイプの配合エサがオススメです。高集魚タイプの配合エサに含まれている素材や成分にはクロダイの活性を上げる効果があり、さしエサを口にしたときのアタリが大きくなることでアワセのタイミングがつかみやすくなります。

また、食い込みも良くなるので素バリを引く確率やハリ外れによるバラシを軽減する効果も。数種類の配合エサをブレンドするときも高集魚タイプの配合エサを積極的に利用してみましょう。

2.濁りが強いもの

低水温期は水中のプランクトンが減ることで水質が綺麗になる傾向があります。クロダイは大胆さもありますが警戒心も強く、水質が綺麗な状況ではなかなかエサを食べないことも。そんなときに配合エサの濁りがあれば仕掛けの存在感を軽減してくれるので、クロダイに違和感を与えにくくなります。先述した高集魚タイプの配合エサと合わせて使用するとさらに効果的です。

3.素早く沈み、まとまりがいいもの

冬のフカセクロダイ釣りは底狙いが基本です。そのため、底にしっかりとまきエサを溜めることが重要になります。このような場合には素早く沈む高比重タイプの配合エサが使いやすく、沈む速度が遅い配合エサよりも効率がいいです。

まきエサのまとまりも大切で、ある程度の塊を保ったまま沈んでいくことで潮流に流されにくく底まで確実にまきエサを届けやすくなります。

フカセクロダイ釣りの「コマセ」配合術:冬の低水温期高集魚、高比重で濁りが強くまとまる配合材を(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

<杉本隼一/TSURINEWSライター>