産卵前の大型メジナを狙って神奈川県城ヶ島の地磯へフカセ釣行。大型のバラシや天候変化に対応し、最終的に45cm1.61kgの口太メジナを手中にした釣行をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター塩田哲雄)
サラシ際で大型ヒット
正面風によるサラシの出方が沖に長く伸びるようになる。そこで、サラシが切れる辺りをダイレクトに狙ってみた。ウキが沈み出し、視認できなくなるかどうかの所で一気に竿先まで来る強烈なアタリ。
ハリスは1号と食わせ重視で超細仕掛け。何とか取りたい!竿のテンションをある程度余力を残した曲げ方でどうにか右側の沈み根はかわせた。あと10m寄せて浮かせられれば、と思ったことを魚に気付かれたか、今度は左の大きな沈み根際に猛突進しだしてしまう。
いとも簡単にハリス切れ。海の状況は風による小荒れ気味となり、大型がまだ狙えそうな気配。すぐに仕掛けを同じ所へ投入。奴はまだいた。ラインを僅かに張るアタリを取った途端、根掛りでもしたように動かない。ラインを通して魚が掛っていることは感じる。竿をためたまま待つこと数秒。
奴が動き出した。あとは魚の動きに合わせ、根ズレだけ気をつけてようやく浮かせることに成功。タモ入れも一発で決めて取り込むことができた。「いや~!痺れた。」
45cmメジナに満足
口太メジナ45cm、重さ1.61kg。超細仕掛けタックルで良く取れたと自分で自分を褒めたい。興奮冷めやらない中、最後の一投と更なる大物を狙うと、またまた超大型がヒット。しかし、寄せる段階で左側の沈み根で切られてしまう。水平線に夕日が沈みかけたので今日の釣りは終わりとした。
天候、水温、狙い方等々いろいろな条件が良い方に重なって釣果に結びついたと思う。産卵期終盤で多少ヒットの確率は落ちるが、まだ大型のメジナは狙える。自己記録更新を狙って城ヶ島通いが続きそうだ。
<塩田哲雄/TSURINEWSライター>
城ヶ島の地磯