今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】

流れ川の腹パン良型をゲットするなら今が大チャンスだ。今回は旭新川の干潟大橋~並木橋に的を絞って紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュースAPC・五木田富雄)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

旭新川の概況

不安定な陽気も峠を越し、ようやく春本番を迎えた。千葉県旭市を流れる旭新川も、4月に入り通水・増水が始まり乗っ込みシーズンへと突入。それまで浅くて釣りにならなかったような所が好ポイントへと代わり、地ベラの大釣りへの期待が膨らむ。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】旭新川の概況(作図:週刊へらニュースAPC・五木田富雄)

旭新川は旭市桜井にある兼田貯水池が源流で、匝瑳市長谷の九十九里浜から太平洋に注ぐ流程約20kmの二級河川。

4月上旬、旭新川水系各所の堰が閉じ8月末まで高水位(夏水位)の状態が続く。魚の着き場が広がり、ポイント差なく釣れるようになるのが春の特徴だ。ただし冬期に好ポイントとなる深場はこの時期のみ避けたい。

ポイント

今回紹介する干潟大橋~並木橋は一部を除き底質が砂地なので、ドボン釣りであっても比較的いいアタリを出してくれるエリアだ。

干潟大橋上流

両岸とも底がきれいで釣況に大差はないが、西岸のほうが護岸傾斜が緩やかなため入釣しやすい。水深は2本弱。竿12~13尺。

同橋下流

東岸なら食肉センター直下と鉄橋寄り、西岸はほぼ全域で好ポイント。竿15尺前後がよく水深は2本弱。

鉄橋~高野橋

東岸は浅く護岸が急で根掛かりが目立ち、アウトカーブの西岸は足元から水深がある。東岸でも釣れるが狙うなら西岸がお勧め。竿は15尺前後。季節は秋だったが過去に48.3cmを釣ったのもこの西岸。

高野橋~新高野橋

この季節イチオシのポイント。とくに水道管周辺は両岸とも大釣りの実績多数で大型も交じる。駐車場がある東岸が人気だが、人災を嫌うなら西岸も面白い。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】水道管の上流側(提供:週刊へらニュースAPC・五木田富雄)

ただし水道管上流には橋跡のこぼれオダがあるので注意したい。竿8~15尺で流れが緩ければバランスの底釣りで数が狙える。水深は1本半前後。

新高野橋~才蔵橋

東岸は根掛かりが多いので西岸の中央付近がいい。竿7~10尺。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】新高野橋から上流を見る(提供:週刊へらニュースAPC・五木田富雄)

才蔵橋~並木橋

才蔵橋から20m下流の西岸がお勧め。竿12~13尺。

並木橋下流

東岸のビニールハウス下とその対岸がいい。竿11~15尺。

釣り方とエサ

水位上昇で釣りやすくなるが、流れは出るのでドボン釣りメインであることに変わりはない。バランスはあくまで流れが緩い時のみ。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉県・旭新川】タックル例(作図:週刊へらニュースAPC・五木田富雄)

春は中・外通しオモリ0.3~1.5号を必要とし、ウキはB18cm前後までは用意したい。オモリ量・ウキの浮力・ウキ下ともに、流れの強弱に合わせてこまめに調整する。また流れが緩まったら即座にバランス釣りに変更できる態勢を整えたい。

アタリの出やすさだけなら速い流れ=ドボンであり、また緩ければバランスのほうが圧倒的に有利。その逆に緩い流れ=ドボン、速い流れ=バランスでは出るアタリも出にくくなる。

エサはグルテンセットを基本とし、アタリが多ければ両グルでもいい。バラケ・食わせともに流れに負けないしっかりしたタッチがお勧め。早いアタリを狙って軟エサを打ち続けると大方は失敗するケースが多い。

なおこの時期は腹パンベラが多いのでノーフラシにご協力いただきたいのと、各自のゴミは必ず持ち帰ろう。

<週刊へらニュースAPC・五木田富雄/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
旭新川
入釣料:無料。釣り台必携。
この記事は『週刊へらニュース』2021年4月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。