大潮の上げと夕マヅメが重なるタイミングで、緑川と加勢川の合流点にある六間堰南岸にシーバスを狙って釣行した。当日は自作のミノーで、見事に本命をキャッチできたのでレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・吉永慎二)
自作ミノーでシーバス50cm
サオ先を上げ、自作9cmフローティングミノーの発するわずかな振動を感じながら、ゆっくりゆっくりとリールのハンドルを回す。まだシーバスの活性は低めだ。弱った稚アユから先に食おうとするだろう。
7時30分、ついに「むぐっ!」という押さえ込むようなアタリにサオが締め込まれる。そのまま巻きアワセを入れて取り込みに掛かる。ドラグが出るほどのサイズではなかった。
しかし、海で体力をつけてきたであろうシーバスは、浅瀬を右へ左へと走り回り、ザブザブとエラ洗いをして見せた。テンションが急変しないよう注意しながら岸へ導き、砂州に引きずり上げる。サイズは50cm、料理するにはちょうどいいサイズである。
丸々と太った銀ピカの魚体は、最高の食材になるだろう。まだ釣れそうだったが、その日は早々に引き上げ、家で魚を料理することにした。
緑川のシーバスは、例年3月いっぱいぐらいまで50cmクラスが釣れ続き、4月半ばからランカーサイズが入ってくるハイシーズンを迎える。これからがますます楽しみだ。
<週刊つりニュース西部版APC・吉永慎二/TSURINEWS編>
熊本市・六間堰