ナイトゲームで熊本県天草市・通詞島のシーバスをねらったが不発。鬼池に移動し、厳しい状況の中74cmの本命をひねり出した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
通詞島でシーバス狙い
2月25日はアジ&メバル釣りに行くが惨敗。2月26日はナイトゲームだけに焦点を置き、狙えるものを狙う。
朝から雨が降り、夜には低気圧が抜け曇りになり、爆風の予想。狙うは熊本県天草市・通詞島のシーバス!
タックルとタモを持ち、誰もいない堤防先端に行くと予報通りの爆風。シーバス狙いにはいい条件だが、肝心のシーバスが見えない。「ん~……活性がないな~」。
とりあえずルアーを通してはみるが、チェイスもない……。30分近く探るが、シーバスが皆無なためアジ釣りに!
時機合わず迷走し鬼池へ
場所を移動。鬼池に到着しポイントに入るが、時すでに遅し!潮が下げ始め3時間、元々シャローなポイントのため水がなくなり、さらに北東の爆風がもたらした濁りの影響もあり、ポイント壊滅……。「濁りか~、これでベイトと流れがあったら魚入ってきてるんだろな~」。
ひと通りチェックを済ませ、近くの漁港に。常夜灯がつく鬼池の人気漁港に着くと、東側からの爆風が。「あっち行ってもな~」。
ポイント選択を考えながら、月夜もあるためエギをキャストしシャクるが……。「ん?何?」。足元に白い影……「イカか?」。
エギを足元まで回収しアクションをさせると……。「ギラリ!」「シーバスやんか、おるやん!」。
真っすぐ泳ぐようワームを調整
すぐにエギを外し、静ヘッド10gにワームを真っすぐ装着。ちょい沖にキャストし、姿勢を確認。「よし、真っ直ぐ来てる」。
ダートに特化したワームやただ巻きで使用する際は、このチェックをし、ワームのズレを修正することがものすごく大事になってくる。
ちょい投げし速めのリトリーブで回収し、真っすぐ帰ってくるならOKだが、左に反れたり右に反れたりしたら魚に見切られるので、その都度修正。右に反れるのであればワームを右に少し回転させ、左に反れたりしたら左に少し回転させ調整する。
テクトロで74cmシーバス浮上
堤防ギワをテクトロし引いてくると「あ、チェイス……」。ラインを「フッ」と緩めた瞬間……「コッ」「きた~!」「ジィーッッイイイーーー」「良型×2、バレんなよ~」。
どんどんドラグを出し、下に引き込むシーバス!ゆっくりゆっくり寄せ、タモ入れ成功!「お~まぁまぁかな」。
計測すると74cmのシーバスだが、かなりの痩せた個体。「いや十分だな。満月で爆風で八方塞がりだったし」。このシーバスで満足し、風もどんどん強くなってきたため帰路に。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
鬼池周辺