『メバリング』ステップアップ解説:「低水温期」のメバルの釣り方3選

『メバリング』ステップアップ解説:「低水温期」のメバルの釣り方3選

真冬のメバルは、メインの時間帯である夜が厳しい。そもそもメバルの適水温14度を下回ると、夜はほとんど口を使わなくなってしまう。そこで試してみたいのが、デイゲームである。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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2月の夜は釣れない?

メバルの適水温は約14度前後といわれる。アジほどではないが、メバルもそれなりに水温には敏感で、この適水温を大きく下回ると渋くなる。潮の上げに絡めば問題なく釣れ続けることもあるが、ちょっと条件を外してしまうと「無」もある。特に2月は非常に厳しい。夜のメバルもよほどいい条件でないと出ない。

しかし、メバルは決してそこにいないわけではない。非常に活性が低いだけだ。そしてメバルはデイゲームでも狙うことができる。気温としては15度前後、前日と比べて水温が1℃でも上昇するような日があれば、日中に、デイメバルを狙って釣ることができる。

デイゲームのすすめ

2月なのにポカポカと暖かい日。そんな日のお昼に時間が空いていれば、釣り場に出かけてみよう。デイメバルのポイント選定としては「小魚が多い場所」である。何の魚かわからなくてもいいから、とにかく何か小さい魚がいるところ、稚魚が群れている海、そういう海がある。たとえば、大阪ならば、泉南の漁港は大体そうだ。

『メバリング』ステップアップ解説:「低水温期」のメバルの釣り方3選稚魚の姿がヒントとなる(提供:WEBライター 井上海生)

稚魚が群れている海は、動物性プランクトンが多い、という証である。その稚魚を食べているか、プランクトンを食べているかで、必ずメバルもそこにいる。同様にアジ、カサゴもいる可能性がある。ただカサゴはともかく、真冬のデイアジングは非常に厳しいので追わない方がいい。

釣り方

2月、超低水温期、真冬の小春日和のデイメバル。攻略法は、次の3つだ。

ボトムダート

日中のメバルは底につく。そこでエビなどを捕食していることが多い。ワームをエビにイミテートすれば、食ってくる可能性がある。そこでダート型のジグヘッドに、ピンテールのワームをつける。底をダートさせて誘う。

ワームは必ずピンテールにする。シャッドテールは尾がクルクルと回ってしまい、そういう動きをエビはしないので、見切られる可能性がある。そして目の利く賢いメバルは一度ワームを見切ったら最後、食ってこない。

また、フグ・ベラの邪魔が入る可能性が高い場所では、必ず歯の攻撃に強いエラストマー系のワームか、イカゲソなどを使おう。

ボトムレンジキープ

基本的にデイメバルは「動」の誘いに食うと思われがちだが、実はそんなこともない。夜と同様に、静かな「止め」にも食う。そこでやってみたいのが、ワームを底付近にレンジキープさせることだ。ボトムレンジキープ、またはボトムふわふわ。

その場の海の条件でギリギリ底を取れるかどうかの軽量リグを投入し、十分に水深を入れたところでラインテンションを張り、ボトム付近をレンジキープする。

この誘いでは、ダートと同様、カサゴもよく食う。釣り分けはほとんど不可能だが、筆者の感覚として、オープンウォーターに投げるとメバルかタケノコメバル、キワに投げてふわふわさせているとカサゴがくるような印象がある。

マイクロメタルジグ

ハードプラグの操作に慣れている人は、マイクロメタルジグを使うのも手だ。メバルの活性が高いときや、そもそも個体数が多いときには、もっとも反応がいい方法でもある。これもやはりボトムにタイトに、また船のシェードなどを狙うとくる。

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