師走も押し迫り正月用の魚を求めて、三重県・南伊勢町宿浦の渡船屋たにぐちを訪れた。目的はビンチョウマグロジギング(通称トンジギ)だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)
念願のビンチョウマグロ強引!
その後1時間ほど流すが、アタリはなく移動。ジグを300gに変更すると、微風予報に反して爆風になりラインが45度以上の角度で流される。リールのラインキャパ300mいっぱい出して、100mラインを狙う。
230~180m辺りがジグへの潮がみが強く、引き重りがひどい。ここでフォール中に違和感あり。市岡さんに「この層が怪しい。このレンジで釣れる気がする!」と宣言した途端、ライン長200mでアタリ。数度の巻きアワセでフッキング成功。
200mから電動と手巻きでリフト開始。カツオとは違う重量感だ。最初の100mは順調だったが、途中でドラグがうなり、何やらきなくさい機械臭。やばい……。電動をオフにし手巻きでリフトするが、ギア比が低くなかなか寄せられない。
船長のアドバイスは、綱引きの要領でラインを引いて寄せた分、素早く巻き取ること。他の皆さんはジグを回収し観戦。なんとかリーダーまできて残り5m。船底で銀ピカの魚体が回っているのが見える。カツオか、ビンチョウか。どちらだ?
無事ネットインしたのは念願のビンチョウマグロ。リベンジ大成功だ!膝持ちも決まって、正月用の魚2ゲットのミッションコンプリートだ。
最終釣果
その後午後1時45分まで残業していただくが、アタリはなくそのままロッドオフ。
ワタ抜きでカツオ7.55kg、ビンチョウマグロ12.65kgと大満足の釣行だった。
もちろん熟成ビンチョウの刺し身は最高、大判カツオはワラ焼きあぶりタタキで大絶品!
谷口船長によればトンジギは3月までのロングラン。型は落ちるものの、数釣りでまだまだ挑戦可能とのこと。再チャレンジが楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・水野武司/TSURINEWS編>