【2021】タフな冬バス攻略法:シャローで越冬するサカナの狙い方

【2021】タフな冬バス攻略法:シャローで越冬するサカナの狙い方

冬のバス釣りは、一筋縄では行かない。しかし行動や特性を理解できれば、0が1になることもある。冬バスの「行動論」から見る釣り方を解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・斉藤永遠)

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斉藤永遠

大阪市在住、バスフィッシングから海外の釣りまで紐解いてます。ゲームフィッシュを地形学や魚類学に則り理論的に釣りたい。日々試行回数を高めてフィールドに足を運んでいます。

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ルアー&フライ ブラックバス

冬バスの行動パターンは2つ

バスにはいわゆる越冬(季節の変化がある地域において、生物が気温の低下する冬を乗り切ること)の過程で、

1. ディープライン(6mや10m)の中層でサスペンドするタイプ
2. 回遊系のシャローで越冬するタイプ(比較的水深が浅い場所でひたすらエサを食べて冬を越すこと)

の2種類の魚が存在する。

正直陸っぱりからディープラインの中層サスペンダーの魚を狙うのは、大変難しい。ということで今回は、「シャローで越冬するバス」の狙い方を説明しよう。

【2021】タフな冬バス攻略法:シャローで越冬するサカナの狙い方シャロー越冬のバスを攻略(提供:WEBライター・斉藤永遠)

シャロー越冬タイプの攻略法

結論から言えば、冬のバス釣りのキモは、シャローからディープラインのカケアガリや何かのストラクチャー付近に回遊してくる魚を拾い、カウントすることだ。

人間と一緒で暖かいところを好むので、朝マヅメよりチャンスはお昼から夕方の可能性が高い。時期的にイメージは薄い感じだが、カバーフィッシングが成功する場合もある。

【2021】タフな冬バス攻略法:シャローで越冬するサカナの狙い方メタルバイブレーションで釣ったシャロー越冬の個体(提供:WEBライター・斉藤永遠)

エリア・ポジション考察

では、実際に狙うエリアとポジションを見ていきたい。

【2021】タフな冬バス攻略法:シャローで越冬するサカナの狙い方冬のバスの狙いとなる場所(提供:WEBライター・斉藤永遠)

1. カバーが露出しているため池

冬のブラックバスは秋よりも自由度が低く、一箇所に固まっている場合も多い。減水してボトム付近のカバーが露出しているため池は狙い目だ。

2. 小規模のため池

小規模のため池は、一箇所にバスが溜まりやすくなり、バスがいるポジションを絞りやすい。また、減水はかなり釣りやすくなるファクターだが、減水しすぎ(バスの背中が見えてるなど)はよくない。魚が一箇所に溜まりやすいブレイクラインや枯れ葉などにサスペンドしている。

3. 温排水

温排水の流れ込みに直接体を向けている個体は少ないと思う、流れ込みから少し離れたポジションでベイトを構えていると考察して挑むのがいいだろう。

またその近辺は、ベイトが溜まりやすい傾向にあるため、アグレッシブな魚も多いと言える。

4. テトラポッド

テトラポッドは、冬の寒い環境で魚が冬を越すのに最適で、スーパースポットだと言える。よりテトラが下まで敷き詰められている場所にバスが多い。こういった場所はより丁寧に細かく狙うのが釣果に直結すると思う。

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