沼津の夜釣りの象徴ともいえるタチウオ釣り。数釣れるので定番料理に飽きた時の料理として、今回は「タチウオのチリソース煮」を紹介したい。想像以上に簡単にできるはず。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・藤倉聡)
沼津の夜タチウオ釣り
乗合船での夜タチウオのシーズンは、7月下旬からから翌年の3月くらいまで。早夜便と深夜便の2便体制の船宿も多い。釣り方はエサ釣り、ジギング、サーベルテンヤで狙う。
沼津のタチウオはすこぶる魚影が濃く、例年サオ頭で50匹前後釣れている。今年も例外ではなく絶好調だ。
タチウオの下処理
各地でも好調の声が聞こえるタチウオだが、まずは釣り場での下処理と自宅での下処理を紹介する。
釣り場での下処理
たっぷりの海水と氷でキンキンに冷えたクーラーボックスに放り込む氷締めが一般的だが、釣り上げたタチウオの頭の上にハサミで切れ込みを入れる方法や、鯖折りにする方法などもある。いずれにしても鋭い歯には十分に気を付けたい。
自宅での下処理
タチウオは傷みやすい魚なので、釣りから帰って来たら速やかにエラと内臓を処理する。鮮度が落ちたら生臭さが出ないように銀粉も落としておきたい。
その後適当な大きさに筒切りにしたら、水気をとりラップをしてジップロックに入れて保存する。しばらく食べる予定のない物は冷凍保存も可能だ。
「タチウオのチリソース煮」の材料
タチウオ:200g前後
豆板醤:大匙1
長ネギ:40g
ニンニク:2分の1かけ
生姜:1かけ
サラダ油:大1×2(2回に分けて使用)
ごま油:小さじ1
水溶き片栗粉:適量
塩・胡椒:適量
A 鶏ガラスープ:200cc(1cup)、紹興酒(または料理酒):大匙1、ケチャップ:大匙3、砂糖:小匙1、酢:小匙1
B 塩・胡椒:適量、片栗粉:適量
準備
・生姜、ニンニク、長ネギは微塵切りにしておく
・a:Aの材料を混ぜておく
・b:タチウオは15cmくらいの筒切りにしたら刻み包丁を入れてBを塗す
「タチウオのチリソース煮」のレシピ
1. フライパンにサラダ油(大さじ1)を熱する
2.(b)のタチウオを焼く
3.こんがり焼けたら一度取り出す
4.フライパンにサラダ油を熱する
5.サラダ油(大さじ1)を熱したら、にんにく、しょうが、長ネギを加えて弱火で炒める
6.豆板醤を加えてよく炒める
7.豆板醤のいい香りがしてきたら(A)を加え混ぜる
8.チリソースが沸騰したら焼いたタチウオを戻し入れる
9.片面に火が通ったら裏返してさらに煮る
10.水溶き片栗粉を加える
11.ごま油を鍋肌から加えて香りを付ける
12.仕上げに塩・胡椒で味を調えて出来上がり