『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?

魚相手の釣り、釣れる日もあれば残念な日も。釣行日は限られますので、釣果のあがる日がわかればこの上なし。そこで役立つのが過去データの分析です。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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その他 お役立ち

釣れる確率の高い日とは

釣れる日は、魚に食い気がある、いわゆる活性の高い日です。まったくエサを食べない日もあるくらいですから、真逆の旺盛に食べる活性の高い日もあります。その要因の多くは、「潮、水温、天候」などです。

釣れる時間帯として、「朝マヅメ、夕マヅメ」や「上げ七分 下げ三分」という表現がありますが、これは名言です。夜明け時はお腹が減っている、これから夜になるので晩ご飯、言い得て妙です。また、「上げ七分 下げ三分」も同様で、上げ三分もかなり効き目があると思いますが、これらは、一日のうちの時合いです。

この基本は潮時です。ベイトフィッシュやプランクトンも潮で動き、魚の食欲が出て、活性が高まるのでしょう。しかし、これはプロの領域で、一朝一夕で理解できるものではありません。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?せかっくの釣りだからいい日に行きたい(提供:WEBライター・丸山明)

潮を分析しよう

過去の釣行で、大釣りだった日、型物が釣れた日、小型ながら数釣った日、テンポよくアタリが出た日は、魚の活性が高かった快釣日に間違いないでしょう。釣り日誌があれば最高、なければスケジュール帳などから、気分上々だった釣行日を見つけます。これがわかると、未来の釣れる日を予測できると、私は勝手に考えています。

こんな快釣日は、魚がご機嫌な潮であったはずです。残念にも魚に出会えなかった日は、ご機嫌斜めな条件があり、どちらも何らかの共通事項が出てきます。

釣れる要因では、潮以外に水温や海況などもありますが、ここでは主要因の潮で考えます。潮は、旧暦と月齢で見ていくのがわかりやすいです。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?いい日に当たれば魚探も好反応(提供:WEBライター・丸山明)

快釣日と同じ潮を狙う

快釣だった日の「旧暦同日」、「月齢同日」、「満月の潮、新月の潮の裏返し」で見つけます。

潮の動きはすべて月の状態で変化しますので、参考になるのは月を表現している「旧暦」と「月齢」です。同様の潮、かなり似た潮、同じに近いかもの潮の日を算出します。ただし、ポイントがかわると潮もかわりますので、同じポイント、同じ狙い物の同じ釣り方が原則です。

潮の動きに敏感な青物が一番わかりやすく、確率も高まります。これが、タイとなると少々気難しい相手なので、もう少し私は勉強が必要です。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?潮に敏感な青物(提供:WEBライター・丸山明)

1.旧暦同日

旧暦で1年前の快釣日と同じ日。昨年の快釣日の新暦を旧暦に変換して、本年の新暦に置きかえます。日にちが違っても、かなり似た同じような潮でしょう。私も昨年から試行錯誤ですが、楽しんでいます。

図にあるように、2019年に快調だった11月16日は、旧暦の10月20日。本年の旧暦同日は、12月4日で、やはりメジロ4連発の快調ジギングとなりました。2019年と2020年では、半月以上も遅いのですが、そんなこと関係なく魚は活性高く待っていました。

次は、昨年11月30日がブリ2本の快釣日で、本年の旧暦同日は12月18日。この週末の天候を祈る気持ちで、滅多に使わない3号ラインロッドを準備しています。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?昨年よかった日と同じ旧暦の日を狙う(提供:WEBライター・丸山明)

2.月齢同日

1カ月前の快釣日。先月の快釣日の月齢の近似値の日、これも似たような潮のはずです。ウェブサイトで旧暦や月齢を表示した潮時表を使って算出します。

図では、10月2日は月齢14.7、次の月齢近似値の日は、10月31の14.3、11月30日の14.9 です。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?前月の月齢が同じ日を狙う(提供:WEBライター・丸山明)

3.新月・満月の潮を変換

半月前の快釣日。潮は若潮から長潮まで、ほぼ一か月に2回あります。新月の潮と満月の潮です。月齢は違いますが、15日後は、潮時は似たような潮になります。これで、昨年どうにも上がらなかったブリを2週間後に、意地になって仕留めました。

『データ釣行』のススメ 過去の釣りを分析すれば釣果確率がアップ?半月前の同じ潮を狙う(提供:WEBライター・丸山明)

いかがでしょうか?釣行日を決める際の参考にしていただければ幸いです。1年前の快釣日、1か月前の快釣日、半月前の快釣日の同じ潮を狙うと考えると、私はワクワクしてきます。

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