前回は「マッシュベースの宙釣り」でしたが、今回は同じ野釣りでも定期的に放流されている釣り場での、秋に効果的な「角麩をクワセにしたセットの宙釣り」を解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・土屋ナオト)
釣り方の基本
1.まずはポイント選択。この時期は朝晩は冷え込み、昼は暖かいなど気温が安定しないので、水温の安定する深場を狙いたいところです。朝のモジリ(水面でヘラが跳ねたり、顔を出す)も判断材料になります。
2.タナは2mくらいからスタート。しっかりとタナにヘラを寄せることを意識し、トップ先端までエサの重さで深く馴染ませます。バラケの大きさは500円玉ほど。
3.サワリやアタリがなければ、待たずにテンポよくエサ打ちを繰り返します。
4.基本的にはバラケが付いている状態での力強いアタリを狙います。フワフワとした動きや弱いアタリは無視し、力強く「ドン」と消し込むアタリを狙います。
アタリがない場合
1.バラケエサを角ばらせてエサ付けし、バラケの開きを強くして寄せ効果を強めます。
2.タナを深くし、ヘラの居るタナを探します。ウキの肩付近でのトメが出たりする場合には浅く。タナ調整はウキ1本分ずつです。
3.ハリスを10cm単位で長くし、アピールする幅を広げます。
4.サオを長くし、沖に居るヘラを狙う、または深場を狙います。
カラツンやスレが多い場合
1. バラケをひと回り小さく付け、バラける範囲を狭くします。
2. しっかりしたアタリを意識し、小さな動きには手を出さないようにします。
3. クワセを安定させる。もしくはダンゴに近い活性の高いヘラを狙うため、ハリスを5cm単位で短くしていきます。
4. アオリなどでフワついているクワセエサを安定させるため、ハリをワンサイズ大きくします。