アウトドアに適した秋には、お手軽・釣って良し・食べて良しの3拍子そろったウタセ五目がオススメ。釣り方について詳しく紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 鬼頭佳嗣)
自分だけ釣れないときのチェック
自然が相手なので、どうしても釣れない時間帯はある。ここでは「周りは釣れているのになぜ自分だけ釣れないのだろう」というときにチェックする項目を挙げる。
サオを上下に動かし過ぎていないか
誘いが頻繁過ぎではいないか。オモリでドンドン底をたたくと魚がおびえてしまう。ウタセエビをきれいな姿勢で自然に泳がせることが重要なので、誘うよりも待つ時間を作ることによってエビの自然な遊泳とそれに食いつくタイミングが一致する。「食わせる間を作る」のだ。アタリがあってもアワせずに食い込ませ、向こうアワセでハリに乗るまで待とう。
こまめにエサをチェックしているか
面倒くさいので、つい怠りがちになってしまうが、目安としてアタリがなくても3分に一度はチェックする。
仕掛けがヨレたりねじれたりしていないか
ミキイトや枝スがオマツリや根掛かりなどで、ヨレたりねじれたりすると食いが落ちる。特にハリスには留意が必要。ヨレやねじれがあれば、ハリスを交換するか仕掛けごと替えてしまう。
死にかけた白いエビを付けていないか
エビは活性が落ちてくると白くなってくる。それを魚は食わない。元気の良い、透明感の高いエビを使う。
ウタセ五目に挑戦してみよう
ウタセ五目は初心者やお子さんでも十分楽しめる上、小ダイをはじめとして高級魚が釣れて喜びも大きい。魚種も多様で、時にはタモが必要なくらいの大物が顔を見せる。何が釣れるか分からない楽しさがある。レジャーに適した季節、家族や友人を誘って秋の海を満喫していただきたい。
<週刊つりニュース中部版 鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>