タナゴ釣りを色々と考えながらしていると、数と型で狙い目が変わる事が分かってきた。そんな私だがタナゴ釣りを楽しむために実戦したことを紹介してみようと思う。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・なおぱぱ)
数釣りマイ極意
まずは、タナゴの数釣りに関する「マイ極意」の手順を紹介。
1. まずは魚影が濃い釣場に行く
釣場選択の時点で束釣りの可否が決まるのだが、タナゴの魚影が特に濃い釣場を選び、浅場の魚影が濃いポイントで長時間居座り釣り続けることが大事だ。
2. とにかくマヅメ時に釣る
朝マヅメと夕マヅメの時間での釣行は欠かさないことだ。確かに魚影の濃い釣場では1日中アタリはひっきりなしにあるのだが、明らかに『マヅメ時はタナゴの喰いがまるで違う』のだ。日中でアタリがあるもののアワセても掛かりが悪かったりバレが多い事が多々あるが、マヅメ時は少々大きめにエサを付けても掛かるし、向こうアワセ率も嘘の様に高くなり釣りやすい。
3. リアルマヅメ時間
私の思うマヅメ時は日の出1時間後~午前9時と午後15時~日没30分前あたりまで。つまりこの『4~5時間』が確実に数を増やせるチャンスタイムと言える。タナゴ釣りは小さいウキを見つめながら長時間座り込む釣りなので疲れてしまうことが多い。そのため、釣り時間はフルタイムではなく朝マヅメだけ、夕マヅメだけ、などチャンスタイムに掛かる時間だけ集中して釣れば楽に束釣りが可能となる。
4. 3つの条件を揃えた上で「手返し重視」
以上の条件が揃った状態で、数釣りに重要な一連の手返しを早く行う事だ。手返しとは、1)仕掛け異常の有無確認、2)極小エサ付け、3)振込、4)アタリ、5)アワセ、6)魚取込み、7)魚外しの動作がある。マヅメ時に行う動作は4)と5)はアバウトでOKである。
つまり『掛からなくても空振りで全く問題なく、繰り返し繰り返し一連の動作』を行う。マヅメ時は向こうアワセで掛かりやすいので、手返し回転速度を上げれば日中よりも遥かに釣れるペースが速くなる。
5.悪天候もマヅメ効果あり
雨予報などの悪天候は湿度が高く魚も活性が高い状態になるので晴天の時よりも釣りやすい。筆者は実際に雨天でカッパを着ての釣行を実戦したが、魚の喰いがとにかく良くて釣りやすく同様向こうアワセで素直に釣れてくれる。