広島の生口島・垂水港を出船する秀丸では、タイラバ&ひとつテンヤでマダイが連日好釣果となっている。船長直伝の攻略の秘訣とともに紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:秀丸)
しまなみ海域マダイシーズン
広島の尾道から愛媛の今治にかけてのしまなみ海域には多数の島が点在し、その間を瀬戸内の速潮が通り抜けている。この起伏に富んだ地形と複雑な海流のおかげで、この海域は魚影が濃く、ここで育った魚は身がしまっておいしいのが特徴だ。
中でもマダイの魚影はかなり濃く、一年を通して狙うことができる。これから秋が深まるころまでは、エサの少ない冬を乗り切るために荒食いを始めるため、春の乗っ込みと双璧をなす絶好のシーズンとなる。数も型も狙い目のシーズンと言える。
また、周年狙えるタイラバはもちろん、ひとつテンヤでも狙えるシーズンであり、エサ釣り派にも嬉しいシーズンでもある。ひとつテンヤの釣期は、エサの入手の関係で5~12月となっている。
ゲストも魅力的
ちなみに、タイラバ、ひとつテンヤで釣れるタイ以外の魚には、高級根魚のキジハタ、カサゴに青物が有望。このほかタイラバではヒラメ、チヌ、アマダイ、セトダイ、大ニベ、ホウボウ、テンヤではコチ、コショウダイ、イシダイ、アイナメ、スズキといった魚も交じるそうだ。
マダイ釣りのタックル
基本のタックルから紹介しよう。
タイラバタックル例
・サオ=7ft前後の専用ベイトロッド
・リール=巻きやすくドラグ性能がある程度しっかりしたベイトリール
・ライン=0.8~1号
・リーダー=3~5号
・タイラバウエイト=45~100g
・ネクタイ、スカートの形状やカラー、ハリ=状況によるため、いろいろ用意しておこう
ひとつテンヤタックル例/h3>
・サオ=2~2.7mの専用ロッド
・リール=2500~3000番のスピニングリール
・ライン=0.6~1号
・リーダー=2~3号
・テンヤ=5~12号
・エサ=海エビ、シャコ、サイマキ