今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】

千葉県君津市にある三島湖では、夏の雨量が少なくダムサイト工事の影響もあり現在5m減水中。釣りポイントが絞られているが、ネオツ沢から別荘下の下流、看板下の房総ロッヂ周辺エリアを紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース APC・高田恵年)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

三島湖の概況

千葉県君津市にある三島湖はここ2年ほど全放協・日研からの定期放流は行われていない。そのため同湖4舟宿による自主放流(小ベラ主体)を行い、成長を促している。同湖へのヘラ釣行客が減少するなかバサー客は増えていて、各舟宿の経営と釣り場の維持に大きく貢献している。今後はお互いマナーを守りつつ共存共栄をはかりたい。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】ポイント図(作図:週刊へらニュース APC・高田恵年)

現在はダムサイトの漏水工事のため、毎日15cmずつ水を落としており5m減水中。また今年から3年間、3~9月までの期間は8m減水する予定になっている。

ヘラブナ釣りのポイント

「減水中」の三島湖でのヘラブナ釣りのポイントを紹介しよう。

減水の影響

今年の三島湖は減水しているためポイントは狭まり、現在はほうの台ロープから上流と夢の島は入釣不能。さらに8m減水となると、ネオツ沢~別荘下ロープも入釣不能となる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】別荘下の新ロープ(提供:週刊へらニュース APC・高田恵年)

そうなるとポイントは別荘下の新ロープの深場に上流から落ちてきたヘラが溜まり、猫打橋までのポイントで思わぬ好釣果が期待できる。減水すると、別荘下10m下流から竿13尺で底釣りが可能となり、猫打橋にかけて深くなっていき竿17~21尺で底がとれる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】川又周辺の様子(提供:週刊へらニュース APC・高田恵年)

宙釣りで好釣果

看板下の上流側にある崖から水面に張られていたロープから下流の水中倒木付近までがポイントで、水深は5~6mで竿11~14尺の宙釣りで好釣果が出ている。また竿18~21尺の底釣りも面白いだろう。

今週のヘラブナ推薦釣り場【千葉・三島湖】看板下ロープ(提供:週刊へらニュース APC・高田恵年)

釣り方

減水中のため毎日水位が変動しているので、出舟前に各舟宿オーナーにポイントと水位を確認しよう。竿は10~21尺まで幅広く用意しておきたい。宙釣りでアタリが出ないようなら竿を伸ばして底釣りを試してみるといい。底釣りなら風流れに強く、ズラシ幅を多くすれば流れにも対応できる。

仕掛け

仕掛けは通常使用しているもので十分。例を挙げると、道糸1.2~1.5号、ハリス0.5~0.6号。ハリス長は浅ダ狙いの場合は上20~30cm下30~40cm、チョウチンの場合は上40~50cm下60~80cm、底釣りの場合は上40~50cm下50~60cm。

エサ

エサは宙・底釣りともに両ダンゴがメイン。宙釣りは軽めのエサがよく、配合例として浅ダナ狙いの場合はコウテン400㏄+ガッテン400㏄+浅ダナ一本200㏄+水200㏄。

またはGD200㏄+凄麩200㏄+カルネバ200㏄+バラケマッハ200㏄+水200㏄+凄麩150㏄(これはチョウチンでも使用可能)。

チョウチン釣りの場合は天々200㏄+ガッテン200㏄+ペレ軽200㏄+凄麩200㏄+水200㏄。

底釣りの場合は、ペレ底100㏄+ダンゴの底釣り冬100㏄+グルバラ100㏄+水150㏄。寄りが悪い時は、手水を打ってからペレ道または粒戦細粒を振りかける。

<週刊へらニュース APC・高田恵年/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
三島湖
入釣料:舟代3000円(放流バッジ持参者2500円)
問い合わせ:房総ロッヂ TEL=0439(38)2815
この記事は『週刊へらニュース』2020年8月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。